市庁舎建替

2017/07/07 (Fri)
市庁舎建替市庁舎の建替が6月議会で承認された。市民へは今後説明会で詳細を報告するとのことだが、ナセBAの説明会での悪い印象が蘇る。
ナセBAの工事費は16億円でスタートしたが、終わってみると30億円に迫る巨額となったし、国からの補助金は40%と説明しながら34%に減るなど「どうせ自分の懐は痛まない」とする当局及び議員の無責任ぶりには恐れ入った。
そればかりではない、ナセBAの1階工事は12月10日完成予定であったが、翌年の3月末迄の工事遅延を来した。契約では請負業者に違約金を請求する事になっているのに、逆に業者に3千万円を支払うなどハチャメチャな予算執行であった。
市庁舎の工事費は70億円の試算が示された。16億円のナセBA工事費が30億に膨らんだことを考えると市庁舎は幾らになるのだと心寒くなる。
このような場合はナセBAを「前車の轍」として、計画通りの予算執行を望むところだが、現在進行中の「新・道の駅」27億円の計画に対し、「ナセBAのような増額はないか」と質すと「終わってみなければ分からない」との当局説明には呆れかえる。
南陽市の文化会館は当初計画の工事費を大幅にオーバーし、市民の非難を受けたが、それを擁護する市民から「市の持ち出しは14億円」と当ブログに投稿が有り、真偽の程は分からないが、投稿氏によると補助金の有効活用の結果だという。
残念ながら本市に、国・県からの補助金を申請できる能力の職員はいない。
本市職員のやる気の無さに「NHK放送局移転問題」がある。小生が数年前に総務省管轄の代議士を通じてNHKに移転要請を行い、その後鈴木代議士が国会での質問から、移転の方向性が明らかになったにも拘わらず、その後市職員のアプローチがなかったことから移転の時期は五里霧中となっている。
このような場合、議員に職員へのハッパを期待したく会見を申し込めば「建設的な意見を述べないから会見を拒否する」と公文書で回答する海老名悟元議長であり、本市は数年後に訪れる「消滅する地方都市」の最先端を走っているのではないか。

この記事へのコメント

市庁舎の立て替えが議会で承認された様です。
市民代表を自認する市議会議員の諸氏も、2015年9月10日の鬼怒川堤防決壊で災害対策本部の常総市役所が低地に有ったため、対策本部に集結した車両が流されていたことを覚えていることと思います。
現在市庁舎が立っている場所は北側が掘立川堤防に塞がれ、旧市街地から地盤が約3m低くなっています。
万一松川の堤防が市立病院辺りで決壊すれば、常総市の二の舞です。
安倍三十郎市政下で何もしないのが務めと教え込まれ育った現在の市幹部職員に、災害を予測する能力も発想もありません。
昨年行われた市長を囲む座談会の席上、危機管理主幹は約50年前の羽越水害を引き合いに、あの大水でも堤防は決壊しなかったからこれからも決壊しないと言い切り、市の水害ハザードマップも千願寺近辺を危険地域と予想しているだけです。
九州北部・岩手・広島の異常な降雨による災害を考慮すれば以下に当局の発想が時代遅れで危険極まりないものであり、事故が起きれば想定外と言い逃れるだけで、多くの市民に不信感を持たせるものです。
建替えを契機に、雪以外の災害が比較的少ない南原地区への市庁舎移転を考えられないでしょうか?取り残された感のある南部方面の再開発にもつながります。
規模を縮小して既存公共施設を活用すべきです、人口減少を見越した小規模の庁舎を計画すべきです、70億の建物は不要です。
Posted at 20:48:23 2017/07/07 by 米沢を良くする会
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