監査委員の不条理

2017/06/01 (Thu)
監査委員の不条理山形県議の2015年度政務活動費を巡り、27人に不適切な支出があるとして市民オンブズマン県会議が行った住民監査請求について、県監査委員は30日、県議会が作成した運用基準「政務活動費の手引」に反していないなどとし、違法・不当な支出はなかったと判断、監査請求を棄却した。
監査委員とは、地方公共団体に設けられた財務や事業について監査を行う機関であり、代表監査委員は地方公共団体の長が委員を選任し、もう一名は議会より選任される。
監査委員に求められるのは、人格が高潔で、普通地方公共団体の財務管理、事業の経営管理その他行政運営に関し優れた見識を有する者となっている。
小生は13年間も「住民監査請求」を経て監査委員と対峙してきたが、求められる資質を兼ね備えた人物にお目に掛かったことは無い。
その筈である。代表監査委員は首長が選任するのであるから、自分に厳しい人物など選ぶべきもないし、又、議員選出の監査委員は、自分が議決した案件を不法・不当との判断を下す訳もなく、監査委員は行政擁護の態度を貫き、民主主義の根幹である「主権在民」など何処吹く風で「行政の番犬」の如き待度を取るのである。
ナセBAの「不法な公金支出」について係争中であることは何度か述べているが、その証拠に供すべく監査委員会の議事録を求めると「行政に不利な証拠」と判断した監査委員は、法を犯してまで「議事録の破棄」を行った。
正に「行政の番犬」たる態度であり、監査委員として求められる高潔な人格など微塵も備えていない。
もうそろそろ、行政の監査委員を行政が選任するシステムを改め、監査を外部に委託するよう改める時期にあるのではないか。

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