力士「貴景勝」

2017/05/10 (Wed)
力士「貴景勝」今年三月場所(前頭十三枚目)で11勝4敗と活躍して敢闘賞を受賞し、今五月場所は前頭七枚目に昇進した「貴景勝」と言う力士をご存じだろうか。
プロフィールは、本名:佐藤貴信 出身地:兵庫県芦屋市 生年月日:平成8年8月5日(20才) 身長・体重:173センチ 149キロ
父の一哉氏は「平成の大横綱」と呼ばれた貴乃花のファンであったことから我が子に「貴信」と命名し、親子共々ファンだった貴乃花親方が師匠を努める貴乃花部屋に2014年9月入門、2017年1月場所に新入幕入りを果たした将来有望な若手力士の1人である。
さて、「貴景勝」の四股名だが、これは貴乃花親方が好きな戦国武将、上杉謙信(うえすぎけんしん)の後継者、上杉景勝(かげかつ)の名前を、将来有望視される「佐藤貴信」に与えたのだという。
「貴景勝」を賜った彼は、戦国武将好きなことから「景勝という人物は感情を表に出さない人だったと知っている。勝っても負けても一喜一憂しないという日本の国技の精神に合っている」と解釈し、「自分の中で気に入っているし身が引き締まる。この名に恥じないように頑張りたい」とさらなる飛躍を遂げることを誓ったという。
戦国武将の中で上杉景勝公は地味にして決してメジャーではないが、前田慶次が景勝公を敬拝して米沢に着任したように、現代でもファンは少なくないので、是を機に米沢市も相撲界・貴景勝との関係を持つのはどうだろうか。
日本人横綱の誕生で大相撲の人気が高まる昨今でもあるし、「上杉景勝ゆかりの米沢市」の懸賞旗を土俵で表象するのは面白い。
過去に山形県出身の「柏戸」が横綱として活躍していた時、米織業界は懸賞を出した経緯があり、この時は対外的なピーアールに止まらず、米沢市民の関心と誇りが高まったことから、一本62,000円の懸賞金を一場所提供するのも一興である。
「義のまち米沢市」を謳うのであるから、是を機会に上杉謙信公の「義」を再認識する米沢市民で有ってほしい。

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