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国会の証人喚問に思う

kage

2017/03/24 (Fri)

国会の証人喚問に思う

 3/23証人喚問で、学校法人「森友学園」の籠池泰典氏が、議員の質問に答える様子がテレビで報じられ、あのような場で臆せずに受け答えする籠池氏の態度に「ただ者では無い」との印象を持った。

 この問題が取り上げられると「忖度(そんたく)」「おもんぱかる」という語彙が度々登場し、「おもんぱかる」は知っていたが「忖度」は知らなかったので辞書をひもとくと[忖度=他人の気持をおしはかること]とあり、「忖度」「おもんぱかる」は類語である事が分かった。

 そこで思い出されるのが安部三十郎市長時代の部課長の態度である。議会で「安部市長に質問します」と名指しされながら、後ろに控える部課長を市長が眺めると、指名もされていないのに「お答えします」とバネ仕掛けの人形よろしく立ち上がって、市長の代弁をする部課長の態度をよく目にした事だ。
 「市長では無いだろう」との質問者の言葉をよそに、必死になって安部市長を援護する姿は「忖度」そのもので、このような態度は公務員に限らず、上下関係が存在する場ではよく見られる光景だ。

 籠池氏が「忖度」の力学を利用した「激安国有地払い下げ騒動」だが、事業名に有名人や権力者が冠されると、上下関係が存在しなくても一目置くのが人情というものだ。
 かくいう小生も、新潟県のあるゴルフ場に行ったとき、絶大なる力を誇った時の宰相「田中角栄氏」の名が理事として記されていると「格がある」「立派なゴルフ場」との感を抱いた事は否めず、「安倍晋三」や「安倍昭恵」の名が冠されていれば、「忖度」が働くのは道理である。

 「忖度」を持って「議員の口利きがあった」とか「議員の圧力があった」という証明には為らないので、これを国会で取り上げて追求しても詮無き事だが、大阪府豊中市の木村真・豊中市議らと市民を中心とする計230人が22日、近畿財務局の職員を氏名不詳のまま背任容疑で大阪地検特捜部に告発したことは、注目に値する。
 ナセBAの完成に至る過程での、安部三十郎市長疑惑の行為に小生等は司法判断を求めて戦っているが、「もう済んだ事」と意にも介さない米沢市議団と豊中市議を比較するとき、両市の市議の資質に大きな隔たりを感じる小生である。

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