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第一回裁判の報告!

kage

2017/03/08 (Wed)

第一回裁判の報告!!

 ナセBA建設での杜撰な公金支出を違法として、当時の安部三十郎市長及び当局職員に対し、三千万円の損害賠償を求める住民訴訟の第一回陳述が3/7山形地裁で行われた。
 訴えは、『1.5ヶ月で完成するとして契約した「ナセBA一階工事」に5.5ヶ月を要し、工事遅延は「豪雪」・「人手不足」が原因と称して公金三千万円を請負業者に支払った行為に対し、「雪の影響が4ヶ月とは理由にならない・人手不足は、それを想定して受注した業者の努力不足」』とする内容である。

 二年前にも安部三十郎市長を被告として三件の住民訴訟を行ったが、裁判は「同じ事を三件訴えるのは無効です」との裁判長の一声から始まった。
 この一声に腰を抜かさんばかりに驚いた小生は「裁判長、訴状をよく見てください、各々訴える内容は違います」と発言すると、同席している傍らの裁判官が裁判長に耳打ちし、裁判長もようやく自分の間違いに気づいたらしく、裁判が始まったのである。
 このように「裁判官は正義の味方」との見解は当てはまらず、常に強い者の見方であり、行政訴訟は少数住民で訴えても勝ち味は無い。
 「犬が人を噛んでもニュースにならないが、人が犬を噛んだら大ニュース」と揶揄されるように、裁判は、少数非力な市民の主張を退けても話題にならないが、行政敗訴の判決を下せば、大きなセンセーショナルを引き起こす事は必至であり、その判断を下した裁判官への注目度が大なる事は容易に想像が付く。
 裁判官とて公務員、「遅れず、休まず、働かず、何も行わないのが最大の美徳」との原理は働くようで、住民訴訟の殆どは「住民敗訴」となる。

 しかし、豊洲問題での住民訴訟や、大阪森友学園への国有地払い下げ問題で、国民の公務員(行政)への不信感は増大している最中(さなか)、又々3/8には、新銀行東京の経営悪化で東京都に損害を与えたとして、石原慎太郎元知事や舛添要一前知事の責任を問う住民監査請求が行われた事をマスコミは報じているように、「公務員(行政)=性善説」は通用しなくなってきているし、今回の小生等の訴えを裁く裁判長も、前回とは異なり、訴状に目を通している事が感じられるし、市井での行政不信の風潮から、今回の裁判は真面な審議が行われると、多少ながら期待される第一回陳述であった。

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