市庁舎建替について①

2017/02/15 (Wed)
市庁舎建替について①小市民氏より表記への関心が示された投稿が有ったので考えてみたい。
現在の市庁舎は昭和45年の建設であり、築後47年を経過して震度6程度の地震で崩壊・倒壊の危険性が高いと指摘されている事から、建替の検討が行なわれ、松下設計仙台支社に調査を依頼した。
その結果、現在の駐車場に建設した場合が「現在庁舎の耐震工事」「庁舎の分散」より金額的に優位であると評価し、現在の市庁舎並みの規模を想定した工事費は約70億円と算定した。
市役所の建物は単に日常の事務を行なうだけでは無く、災害時には対策指揮本部として機能する所でもあり、建替は早急に検討すべき事案だが、問題は「金」にあり、折しも「市立病院建替」の資金問題と重なるし、その他に老朽化した「置賜総合文化センター」「数カ所のコミセン」「米沢市斎場」等の建替や、目前にある「新・道の駅」の建設費を考慮すると、中川市長ならずとも頭の痛い資金調達問題である。
米沢市が、かような建設資金を一度に調達するには無理があり、おのずと順位を定めての工事となる訳だが、万が一災害が起こった場合、他市町村に依存出来ないのが「指揮本部の設置」であることから、市庁舎建替を優先すべきと考えるが、市立病院建替も近々の課題である。
実は、市庁舎と市立病院建替問題について、昨年暮れに井戸副市長と副市長室にて面談を行なった。
井戸副市長は「市庁舎と市立病院の建替は同時進行」との案で、資金については『来年度に施行される「耐震化未実施の庁舎建替の財政措置」を活用すれば本市の持ち出しを最小に押さえることが出来る』との考えを示した。
小生は副市長の考えに「力量発揮を期待する」とエールを送ったが、ポツリと「副市長には指揮権が無い」旨の発言が有った。
「副市長には指揮権が無い」とは・・・
役所は組織で機能するものであり、その頂点に市長が君臨し、その統制下に各部課長が存在するが、副市長はその枠組みに属せず、市長への助言程度の職責にあり、部下は誰もいないと言うことだ。さすれば市長への良き助言者として、中川市長も理解を示せば問題無いが、はたして如何なものか。
【続く】

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この記事へのコメント

水害時の災害対策本部を現在の市庁舎付近に設ければ、常総市の水害時のようになります、視聴者を建て替えるならば、市内で取り残された様になっている南部地区に用地を確保すべきではないでしょうか?
現在地は旧市街地から見れば約3m低地になり、北は掘立川の堤防で塞がれているため常総市のように支援に駆け付けた車両が水に浮かぶことになります。
南部地区の米坂線の外側なら、米沢市の中心部に近い位置となります。
Posted at 13:36:43 2017/02/16 by 高齢者
この記事へのコメント

早速の記事掲載誠に感謝致します。
市庁舎建替事業が是迄の公共事業のような魑魅魍魎が跋扈する事態にならぬよう期待致します。
Posted at 08:01:36 2017/02/15 by 小市民
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