与太話と毎日新聞

2017/02/12 (Sun)
与太話と毎日新聞「舘山城」に関して当会は、伊達の居残り氏の投稿同様に「与太話(とりとめもない話。出まかせのふざけ話。)」であると位置づけている。
それは、手塚孝市職員の「舘山城(発電所跡)は伊達政宗が築城した」との説に、米沢市情報公開条例の手続きに則り、その事を裏付ける資料の提出を求めたが「不存在」との事からである。
市の文化課は当初、手塚職員の説に同調していたが、石垣の工法が伊達政宗時代より後年代の上杉景勝時代の物と想定されることから、一ノ坂以西~鬼面川迄を「平城」、発電所跡を「山城」と表記し、「伊達氏の時代に存在した遺構」との調査報告書をもって国に申請した結果「国指定史跡」に指定されたが、報告書には「舘山城(発電所跡)は伊達政宗が築城した」とのくだりは述べられていない。
しかるに「舘山城=伊達政宗」の手塚説をマスコミが取り上げたことから、市民の多くがその様な認識を持ち、地権者は舞い上がって手塚職員を顧問に迎え「舘山城保存会」を立ち上げると「伊達政宗生誕の地」なる看板まで設置することとなった。
以上の経緯を踏まえて更に疑問に思うのは「与太話」に対する毎日新聞の扱いで、下段に掲載するように「米沢の舘山城石垣普請者は、どっち?」2/10・『舘山城石垣「普請は伊達氏」』2/12と大見出しで取り上げている事にある。
毎日新聞と言えば五大紙(読売新聞・朝日新聞・毎日新聞・日本経済新聞・産経新聞)と称され、公正・公平な記事が求められる事から、手塚説を扱うのであれば、手塚説を否定した米沢市文化課の見解も併せて取材して報道しなければ、手塚職員の「与太話」が、さも正論の如く一人歩きする危険があり、「舘山城保存会」から金員の提供を受けての記事ではないかと勘ぐられる恐れがある。
手塚職員は米沢市の文化課に所属する市職員の身分であり、市より給料を貰っている以上「市文化課の見解を否定する説を声高らかに発表する行為は如何なものか?」との疑問から、近々市教育長に面談する予定でいる。



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