捏造!!①

2017/01/30 (Mon)
捏造!!①世間一般に、公務員とは真面目な方との印象が有るようだが、13年間の当会活動から、米沢市の職員は狡猾にして不誠実との印象を持つようになった。その印象をもたらした彼らの行為に「捏造(本当は無い事を有るように偽って作る事。でっちあげ。)」が有るので、舘山城問題を取り上げてみる。
市の文化課は、大樽川辺にある発電所跡地の発掘調査を行ない、「内耳土鍋辺」が発見されたことから伊達政宗ら伊達家三代が本拠とした「舘山城跡主郭」と発表して新聞報道も為されたことから、「発電所跡地=舘山城」との認識を持たれる市民も多く見られ、土地の持ち主などは「伊達政宗生誕の地」と看板を掲げる始末である。
文化課の発表内容には多くの疑義があり、小生も一ノ坂に有る看板(下の写真)との整合性を質すと「あれは間違いなので撤去する」と言って看板を隠したので「発電所跡地=舘山城」の根拠を求めたが、不存在であることから撤去は避けられた。
どうしても発電所跡地を「城」として呼びたいのであれば、この地の山の名前の「長峯山」から「長峯城」と称すべきである。
その後、発電所跡地の石垣が伊達時代以後の工法であることが分かり「上杉景勝時代の山城」と改めた文化課であるが、これとて否定される資料が多く存在し「上杉景勝時代」である事を証する物の存在は無い。


かように「舘山城=伊達政宗」との捏造から始まった調査は、これ又捏造の「舘山城=上杉景勝」と改められ、6千万円という巨額な公金が注ぎ込まれた事に抗議する小生等を尻目に、先頃、小野川温泉地内で山城跡「天狗山館跡」発見・「舘山城跡との関連が考えられる」と報じられた。この発表を行なったのも「舘山城=伊達政宗」を捏造した張本人「手塚孝市職員」である。
「天狗山館跡」も、これを記した記録は不明であるが、地元の伝承は舘山城と同じく「狼煙台」「見張り台」である。文化課は「狼煙台」「見張り台」を含めて中世期の「城」と説明するが、伊達政宗の先代が築いた「城」は福島県の梁川城跡や桑折西山城跡の規模から、それより小さい城を築くことは歴史的背景から考えれば有り得ないが、地元民にとっては嬉しいニュースなので飛びつきたくなるであろう。しかし、歴史的背景と結びつかない遺構説明は、後に顰蹙を買う事になるので「手塚孝市職員」による舘山城調査が如何に杜撰であり、疑わしかったかを、地元関係者は確認すべきと進言したい。【続く】

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大山鳴動し
鼠一匹
Posted at 16:46:12 2017/01/30 by 小池百合子
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