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無責任の連鎖

kage

2016/11/16 (Wed)

無責任の連鎖

 米沢市立病院精神科の存続問題が浮上した時、市民間に「公的病院のあり方」に関心が高まったが、現在その話は冷えてしまった感がある。

 過日「市長を囲む座談会」に出席し、「市立病院建替に関するキーマン(組織などの重要人物。中心人物。)は誰か?」との質問を行った際に、スックと立ち上がったのが市立病院の事務長であったが、「キーマンは誰」との質問からは懸離れた答弁なので、「貴方がキーマンか?」と更に糾すと「ムニャムニャ・・・」と要領が得られない。
 そこで「中川市長がキーマンとして事業展開すべし」と提言したが、市長からも確たる答弁を得る事が出来なかった。
 続いて「国立病院との連携はどうか?」との質問には市の職員が答えたが、「・・・でダメ」とか「・・・だからダメ」と、ダメな理由の御託宣には淀みが無い。

 この様に公務員と云う村社会は、「責任の所在を明らかにしない」・「ダメな理由を最もらしく言う」に長けた人間が「有能な職員」と評価されているようだ。
 公務員村社会では、「責任の所在を明らかにしない」手法に「・・・審議会」の設立があり、「市当局が決めた結論有りき」の議題を審議会に諮って、さも市民の声に応えた如き条文を制定し、市民からの苦情には「審議会が決めた事」と責任逃れをする。

 投稿にある「下水道審議会」もこの手法で進められたのであろうが、東京都の豊洲問題で「無責任の連鎖」が国民非難の対象になっている現在、「地方公務員法第三十条・すべて職員は、全体の奉仕者として公共の利益のために勤務し、且つ、職務の遂行に当っては、全力を挙げてこれに専念しなければならない。」の精神に基づき、責任ある態度で物事に臨んで貰いたいと希望するが、永年に亘って培われた「無責任の連鎖」は止まりそうにもない。

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kage


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