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ナセBA東根版

kage

2016/11/04 (Fri)

ナセBA東根版

 県内で唯一、人口増の東根市に図書館・ギャラリーを擁する文化複合施設「市公益文化施設まなびあテラス」が11/3にオープンしたので見に行った。緑も多く、芝生の多目的広場や広い駐車場は使い勝手の良さが感じられた。
 「まなびあテラス」も「ナセBA」も図書館とギャラリーから構成されている点は同じだが、コンセプト(基本理念)には雲泥の差がある。

【まなびあテラスのコンセプト】 
『集い、学び、創造する 情報と芸術文化の交流拠点』

【ナセBAのコンセプト】
『まちの顔となる中心市街地の賑わいを再生し、新たなまちづくりの中心核を形成する』

 上記からお分かりのように、東根市の基本理念は純粋に「文化施設」であるが、米沢市の基本理念は「まちづくり」に「文化施設」を利用しようとするものであり、ハッキリとした大きな違いがある。

 30数年前の東根市の話だが、この頃小生は営業で頻繁にこの地を訪れていた。現在の市役所はまだ建っておらず、ぼちぼち大きな箱物建設が始まろうとした時期で、付近には田畑が多く残る、言わば田舎町であったが、何十年ぶりに今回訪れ、スッカリ近代的な街並みに変貌した事にビックリした。即ち、東根市の場合は「まちづくり」の後に「文化施設」を建設したと言うことだ。

まなテラス正面   まなテラス
         正面                        右が図書館 奥が商店街

 反面米沢市の場合は、約46年前、市役所庁舎が金池に移転したことから、その跡地と界隈に大型商業施設が進出して、大変な賑わいを呈していたが、車社会が到来すると、大型店舗は郊外に移る、いわゆるドーナツ化現象が進み、それまでの中心市街地は疲弊して現在に至る。

 それを図書館の集客力で元の賑わいを復活させようとするのがナセBAの建設目的だが、図書館でドーナツ化現象を解消した例は何処にも無く、まして車社会を原因として疲弊した中心市街地を、駐車場の無い図書館で活性化させようなどは、正気の沙汰とは思えない。(新築の駐車場は、文化会館と地元商店の為に元々有ったもの)
 小生等は「図書館の集客力で元の賑わいを復活させる根拠が無い」として「工事差止」の訴訟を行ったが、司法は「議決を得ている」事を主たる理由に棄却した。

 行政側は界隈の行事には補助金を支給して、人集めに躍起となり「これ程活性化しました」と、失政を取り繕うとしているが、公金を投入してナセBAの入館数が増えたからと言って活性化の証明にはならない。
 活性化とは、ナセBA界隈に経済効果をもたらして、シャッター通りが解消されてこそ評価できるが、それは甚だ疑問である。が、年間2億円に迫る維持管理費が次代の若者の負担となるのは確実である。

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