議員活動と政務活動

2016/10/31 (Mon)
議員活動と政務活動市会議員とは議員活動を職務とし、その為に政務活動費が必要と考えられ、米沢市の議員定数・報酬検討委員会は、議員報酬(生活費)を削減する一方、調査研究などに充てる政務活動費(政活費)を引き上げる方針を決め、来月に実施される議会報告会で説明するとの事だが、「議員報酬を下げる代わりに政活費を上げる」とは何と姑息な案であろうか。
議員団は自分に都合の良い他の自治体をサンプリングして「・・・の議員定数と報酬は・・・である」と列挙して、本市に於ける現在の議員定数と報酬の妥当性を強調するだろうが、他の自治体はどうでも良いから、本市に合った議員定数と報酬を審議すべきである。
◆改めて米沢市に相応しい議員報酬を考える!!
一般の給与所得者は、年300日程の職務に従事した「職務」への報酬であるが、それは「生活費」であり、本市給与所得者の平均年収は300万円(1万円/日)である。
議員報酬の原資は市民の税金である事から、市民の平均年収300万円(1万円/日)をベースに議員報酬を考えるべきである。
議員の職務とされる議会出席は年22日であり、市民並みに考えれば、「生活費」は年22万円が相当だが、22日の職務を全うする為に、年間の「生活費」が必要であろうから、一般市民並みに年300万円(年報酬)としたいが、議員の報酬が一般供与所得者と違うのは、4年に一度の選挙に費用のかかる事と、退職金が無い事を加味して、「生活費(年報酬)」500万円とする。
そこで「政務活動費」の妥当額が如何程であるかを検討すべきである。
議員定数・報酬検討委員会の調査によると、議員が政務活動に使った額の平均は約35万円との事なので、米沢市の議員は年間700万円という一般市民の羨む優雅な生活費を消費し、本来の議員活動には35万円しか支出していない事になる。
これでは碌(ろく)な仕事が出来ないであろうから、「生活費(年報酬)」を500万円として、「政務活動費」を200万とすれば、総額では現在とあまり代わらない。
しかし、それには領収証の現物提示と、使途の情報公開を拒まない事を条件にする必要が有る。
議員報酬とは、その額を論ずるに非ず、議員活動に対する成果を持って論ずべきであり、現在程度の議員活動なら、年報酬は精々300万円が妥当と思える小生である。

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この記事へのコメント

議員数を減らすのが一番
Posted at 07:41:49 2016/11/01 by カス
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