住民監査請求を提出①

2016/09/28 (Wed)
住民監査請求を提出①本日(9/27)大沢悦範・工藤正雄監査委員宛てに住民監査請求を行った。
豊洲市場問題で、東京都政の出鱈目ぶりが全国で話題となり、合わせて都議会のチェック能力と利権問題が取り沙汰されているが、東京都に限らず米沢市に於いてもナセBAの建設に関しては、同様に奇々怪々の手口で進められた。
元々ナセBAの建設はポポロビル跡地に予定されていた。それが「まちの広場」に変更となった時、当初は議員の殆どが反対を唱えたが、「市長と市議の昼食会」をはじめとする安部三十郎市長の懐柔作戦と合わせて、米沢のドンと称される御方の「議会対策」により、議員団はコロリと態度を変えて賛成多数の議決により工事着手となった。
「まちの広場」にはファミリーデパート時代の大きな便槽が埋められている事は市民周知の事で、当初から市が計画した建設重機では工事が不可能である事を通町のS氏が指摘していたにも拘わらず、市当局はわざと便槽を外した地質調査により「大丈夫」と工事を進めた結果、「想定外の地下埋設物発見」と白々しい虚言をもって工事完成を一年延長し、便槽破壊に1億6千万円の工事費が計上され、随意契約の締結となった。
1億6千万円の工事費こそ「想定外」の金額であり、「5千万円が妥当」として、小生等は工事明細書の公開を市に請求したが、「特殊技術の為非公開」とガンとして公開を拒む当局であった。
ナセBAの設計は、2020東京オリンピック競技場を実地設計した(意匠設計とは別)「世界の山下」と称される一流の設計事務所だが、建設に当たっては相当の技術力が必要とされ、東京オリンピック競技場も費用が莫大にかかる事から設計変更が行われた。
小生等は設計にある壁柱工法に「地元業者では無理、大手を入札に加えるべし」と当局に進言したが「米沢市の豪雪を熟知した地元業者に任せた方が有利」と大見得を切って地元JVに工事を発注した。
案の定、10月中から始まった「壁柱工事」は遅々として進まず、当初1.5ヶ月を予定していた工事期間に、何と5.5ヶ月を要する結果となり、当然にして工事完成が遅れた為に、米沢市との契約違反を生ずる事態を招いた。
この様な場合には、米沢市が受注業者に損害賠償を求めるべきところ、驚いた事に当局は3千万円の追加予算を計上し、議員団もスルーで議会承認した結果、3千万円は市民の負担となった。
【続く】

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