政務活動費

2016/09/26 (Mon)
政務活動費政活費が問題視され、辞任に追い込まれた富山市議の話題が全国的に報道されたが、何も富山市議員だけの不祥事にあらず、我が山形県議も問題が発覚して辞表に至っている。
地方議員は月々の報酬の他に政務活動費が支給される。名が示す如く、議員が行う調査研究その他の活動に必要な経費の一部として支給される費用だが、目的外使用や、金額改竄などの狡(こす)い手口で、不法に公金を手にする行為の「規範意識」の低さに、市民は不信の声を募らせている。
当会に「米沢市義の場合はどうなんだ?」との問い合わせが複数寄せられているが、今まで調査した事は無い。その理由は、本市の場合は政務活動費の額が議員一人当り月23,000円と少額な為に問題視してこなかったのである。もし、各議員の使途明細を知りたければ、情報公開条例にて求める手があり、厳密に調査すればホコリの出る確率は高いだろうが、労力の割には少額の効果しか上がらないだろう。
月23,000円と言えども年間では議員一人当り276,000円となり、議員総勢では6,624,000円となるから有効に使って貰いたいものだが、小生思うに期待するのは無理と思っている。
当会は行政を批判し、数度の住民監査請求を行っては公金使途の不法・不当を訴えてきたが、議員に協力を求めても、政活費を使って調査研究し、事の真相を明らかにしようなどの態度はコレッポッチも見られない。
議員団との意見交換会で、問題について質問をしようものなら「質問には答えない」「当局に聞け」「質問を繰り返すなら会を打ち切る」との態度で取り付く島も無い。
これは調査研究を怠り、質問に答えられない故の態度であろうが、これが議員の最高位である海老名悟議長から発しられた文言であり、「真面目な議員は一人もいない」との思いを抱かせる米沢市議員団の面々である。
政活費がクローズアップされているが、議員団の「視察費」も問題だ。今年度の予算額は調べていないが、これまでは広く海外にまで視察と称する物見遊山の旅行が行われてきた。
平成14年と大分昔の話になるが、米沢市議団が「視察費」名目の公費を使って、熊本県の菊池温泉でコンパニオン相手の野球拳に興じ、みだらな姿で記念写真を撮影したとして全国的に報じられ、米沢市の名声を毀損した事件があった。この時も不当な公金使途や議員の品格が問題視され、市民の非難が集中したが、14年経った今でも議員の資質に変りは無いと小生は思っている。

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この記事へのコメント

そうそう、菊池温泉のコンパニオンとの野球拳ね。中川議員もメンバーでしたね。
Posted at 08:36:45 2016/09/27 by 元祖鬼の会
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