魑魅魍魎が跋扈する

2016/09/15 (Thu)
魑魅魍魎が跋扈する「魑魅魍魎が跋扈する」は(ちみもうりょうがばっこする)と読み、意味は「得体の知れない、恐ろしい人(ばけもの)が大手を振って歩くさま」だが、東京都の豊洲市場盛り土問題をテレビで見るにつけ、この思いに駆られるのは小生に限らず多くの国民もそう感じたのではなかろうか。
スケールの違いは有るが、この様な「隠蔽・捏造・無責任(責任所在の不明)」は各自治体に存在し、本市の場合も例外では無いので「ナセBA建設」を例に取って、行政による市民への対応を述べるので一読願いたい。
ナセBAは平成27年3月が完成予定であった。それが、
①平成26年2月、伝国の杜に於いて市民約100名に対し「想定外の地下埋設物が発見された」とそれを理由に「完成は平成27年8月になる」と説明したが、3月議会ではいつの間にか8月が12月完成に変更され、工期延長に伴う費用三千四百万円が計上された。(想定外というのは隠蔽・捏造)
②「想定外の地下埋設物」の撤去に1億6千万円が計上されたので、当会は専門家から見積を取ると5千万円であった。余りの差額に1億6千万円の内訳書を求めたが「請負業者の技術を公開出来ない」として未だに拒み続けている。(請負業者との癒着が想定される)
③「想定外の地下埋設物」の撤去が済み、工事は順調に進んだが、平成26年10月、一階工事に差し掛かると「壁柱工法」という米沢市では初めての工事なので、技術力の伴わない請負JVによる極端な工事遅延が発生した。
すると当局は「工事が遅れた原因は豪雪にある」として平成27年12月の完成予定を平成28年3月に変更し3千万円の追加工事費を市民の負担とした。
そもそも一階の工事期間は1.5ヶ月と国に申請している。しかし、地下埋設物撤去工事をすると一階の工事が冬期間に掛るので、工事を全く行わない冬季補正1ヶ月を加え2.5ヶ月を見込んでの平成27年12月が完成であった筈だ。それが何と一階工事に5.5ヶ月を要した結果の3千万円追加である。
米沢市は北極圏では無いので、雪の為4ヶ月も工事が遅れる事など考えられないが、その事を議員団に話しても「もう済んだ事」「騒いでいるのは極一部の市民」「その件での質問は建設的で無い」と意に介しない海老名悟議長である。
こんな議員団に愛想を尽かした小生は、小池東京都知事が「魑魅魍魎」の行政手法にメスを入れようとしている現況にエールを送り、中川市長にもそこまでの英断を期待したいところだが、人には持って生まれた能力があるので、取りあえず「住民監査請求」にて監査委員の反応を見るつもりだ。
今月中に「住民監査請求」を申請するので、後日詳細を報告する予定。

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