企画力

2016/09/11 (Sun)
企画力催事を成功させるには「企画力と段取り」が重要な事は民間会社の常識だが、本市職員及び市議には驚く程その能力に欠けている。
昨年は「市民マラソン」が企画され、2,000万円程の予算で「初めて自分で自分をほめたいと思います」の名言で有名な有森裕子氏をゲストに開催されたが、散々な結果から、中川市政は今年取止めを予定していたが、一部のマラソン愛好家が存続を希望したことから2016年10月16日(日)に「東北中央自動車道ちょいのりマラソンin米沢」が開催されると云う。
この大会の目的を見ると「現在、整備が進められている東北中央自動車道を活用したマラソン大会を開催し、普段は走ることができない場所を走る楽しさや健康・体力づくりの意識づけなどを目的とするとともに、東北中央自動車道の周知及び利用者増加に寄与するもの。」とある。
この催しに小生は「企画力と段取り」のまずさから、昨年同様に不評を買うのではないかと思っている。その理由は、大会を宣伝するweb参照(http://uesugi-yonezawamarathon.jp/course/)を見ても参加意欲の沸かないものだし、大体に於いて高速道路の何処を走るのか内容が分からない。(掲載されている図を見ると側道のようにも見受けられるが)。
それに、どんな催し物でも主催者名を掲げるが、この大会の主催者名は載っていない。只、申込先が「一般財団法人 米沢市体育協会事務局」となっているだけだ。
各地で行われる「市民マラソン」に多く参加しているA氏に『「東北中央自動車道ちょいのりマラソンin米沢」に参加しますか』と尋ねると「内容が分からないので他所の大会に参加する」とのことだ。
このように「企画力と段取り」のまずさで、愛好家からもソッポを向かれる当大会が盛り上がりを見せるとは思えない。
去年の大会も多額の経費を使いながら、市民からの苦情の多くは「交通渋滞」に有ったというが、東京都の大会が成功裏に継続されている事からも、交通渋滞は「企画力と段取り」のまずさに有るが、米沢市職員は「主催は○○○」と予め逃場を作って反省も無ければ、以後改善する努力など微塵も無い。
怖いのは「新・道の駅」にある。マラソン大会の経費はさほどでは無いが、道の駅は本市が16億円も持ち出す規模の事業であるから、市民への費用対効果を期待したいところだが、この事業も「詳細は運営会社任せ」と無責任なスタンスで、市民の事など眼中に無い。
その結果は城史苑と同じように特定の利権者の懐を暖め、市民はその為の税金を支払う構図が継続される。
当会はこの他にもある理不尽な公金支出に「米沢を良くする会」と共同で「不法なる公金使用」の是正を求め「住民監査請求」を今月監査委員会に提出するので、多くの市民に刮目して頂きたい。

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