南陽市文化会館とナセBA

2016/08/02 (Tue)
南陽市文化会館とナセBA7月31日(日)南陽市文化会館大ホールで「郷ひろみ Hiromi Go Concert Tour 2016 NEW WORLD」が開催された。チケット料金は、全席指定席7,500円(税込)だが、先行予約販売は5/10から僅か5日間で完売したという。
南陽市の収益は会場の賃料位であろうが、その経済波及効果は米沢市の宿泊業者まで潤した。
南陽市の文化会館は工事費が70億円とも云われ、行く行くは市財政の破綻に繋がるとの反対意見も有ったが、当ブログに「助成金の最大利用により、市の持ち出しは14億円程度で、運用によって充分採算が取れる」との投稿があった。
その頃米沢市のABESANは「NASEBA完成により、中心市街地は活性化し、100年後200年後にも良い施設を創ってくれたと市民に喜ばれる」と悦に入っていたが、完成して1ヶ月経った現在はどうであろうか。
ABESAN構想を強力にバックアップした市の企画調整部の弁は、「開館後ン万人の来場者が有り、特に生徒さんの利用が多い。」との事だが、30億も掛けた施設ならどんな物かと興味本位で訪れる市民や、学習室に新たな出会いを期待して来館する生徒さんも多いのではないか。果して本来の目的である賑わいによる経済効果は期待出来るのであろうか。
公共施設は収益を目的にしないとの論も分かるが、本市の公共施設の多くは築後40年を経過して建替えの時期にあり、先頃も「火葬場の設備が老朽化して連続で使用できない」との噂を聞き、自分も含め、これから団塊の世代が利用する時期にサービス低下は否めないと思っている。
有る御婦人は、「あんな無駄な物」とナセBAを評して「市会議員は何をやっているんだ」と苦言を述べていたが、市議に期待しても無理であり、行政トップの市長に期待する他に無い。
目先の「新道の駅」も市民のお荷物となる公算が極めて高い施設である事から①運営会社のツケを市民に廻さない。②運営会社は市に施設使用料を払う。③城史苑の様に、特定個人だけが潤うシステムにしない。を念頭に開業して貰いたい。

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