札の辻跡について②

2016/07/28 (Thu)
札の辻跡について②「札の辻跡」の復元は、図書館と同様に「まちなか活性化計画」の一貫として「まちなか回遊観光」に寄与するを目的に、当初土地を購入する計画であったが、地権者に土地を売る意思が無いことから、現在は市が土地を借りている。
その状況下に於いて、交番がここに移転する話が出たのであれば、市は、当然にして県又は地主と交渉して善後策を講じていると思い、佐藤観光課長に質したところ、答えは「話は聞いているが、何も考えていない」との事である。
民間企業の感覚なら、折角お金を掛けた施設であり、歴史的価値があると思うのであれば、地主と交渉して、面積は縮小しても「札の辻跡」を残すか、県にその事を交渉するなどの努力を惜しまないであろう。
これこそがABESANが本市に残した「何もやらないのが最大の美徳」という「負の遺産」である。
投稿者の玄番氏は「県が交番をここに移転するのであれば、一角に札の辻跡を残してほしい」との申し入れをしているそうだ。
本来、この手の申し入れは一市民が行うべき内容に非ずして、市の問題として考えるべきであるが、玄番氏は頼りない市職員や市議を相手にせず、直接県に申し入れを行なったものと賞賛し、やる気の無い市職員に苦言を呈したい。
随分前の話になるが、木村完爾元県議は「減算方式の公務員給与を加算方式に改めるべき」と述べた事がある。
即ち、民間は功績によって加給されるが、公務員は何もやらなくても年功で昇給し、刑法に触れる等の行為がない限り減額は行われない事を意味するのである。
今年三月、中川市長は就任早々だった為、ABESANの「御髭の塵を払う」人事が継承されたが、来年度は人材本位・能力本位の人事で「トップが変われば役所が変わる、役所が変われば市民が変わる、市民が変われば米沢市が変わる」を実現して貰いたい。

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