米沢こころの病院

2016/07/26 (Tue)
米沢こころの病院米沢市議会は7/25に臨時議会を開き、懸案のアルカデァ用地を佐藤病院へ売却する案が承認された。病院側は「米沢こころの病院」と命名し、今年8月に着工して来年6月開業予定との事。約80名の雇用が期待されるという。
25日の議会はABESAN残党のポチ議員による抵抗も無かったようで、先ずは一件落着と言えるだろうが、鬼の会的見解は「市立病院の無能を、民間で補った」と言うことで、手放しでは喜べない。
即ち、この延長線上で思考するなら、産婦人科も外科も救急医療も・・・民間に移行と言う事になり兼ねず、「市立病院の使命」とは何ぞやを考えなければならない。
過日の市立病院建替検討委員会で、皆川真紀子市議の「市立病院の機能を民間に委託する考えはないか」との発議に、当局は「考えていない」と答弁し、議長はそれで打ち切った。
米沢市議会基本条例では「・・・議員間の自由な討議を尊重する」と明示している以上、議長は皆川議員の発議を取り上げ、真摯に「市立病院の在り方」を議論すべきであろう。
この在り方については4年も前に「有識者」がレポートを市に提出し、市のHPにも掲載されているが、これは「絵に描いた餅」であり、理想を述べるに留まり、経営収支の裏付けは無い。
「絵に描いた餅」を実務レベルで検討するのが議員団による「市立病院建替検討委員会」であろう筈が、自らは政策提言すること無く、病院任せ・当局任せで、「案が出れば検討してやる」と大いばりの態度は、自らの無能ぶりを披瀝する行為であり、反省すべしと苦言を呈したい。
が、議員団との話合いで「市立病院は年間幾らの赤字か、その原因は何か」と質問すると、海老名悟議長は「質問は当局にしろ」「この様に質問するなら話合いは打ち切る」とブチ切れる有様であり、彼らの脳みそは何で出来ているのか疑いたくなる。
「有識者」が描いた理想の市立病院は、初期投資で200億円を超える規模であり、これが現在の本市に相応しいとは到底思えず、皆川真紀子市議の「民間委託論」を真剣に討議する時期にあり、借財は、減り行く次代の若者に架せられる事を認識すべし。

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この記事へのコメント

大門交番の移転先を城史苑に
興譲小学校、米澤二中へ通学する通り道が、札の辻と知りませんでした。小関洋服店、後藤床屋、小泉創芸社と懐かしい通学路です。勿論皆さんも私を良く知っておられます。大門交番は私にとって、大町交番です。そのつもりでおりました。以前の交番は大町交番と言って、今の八百勘さんの角にありました。今度移転する話ですと米織会館の売却話も出ているんですね。上杉公園の観光誘致促進を考えるならば、問題大有りの、城史苑を交番にすればいかがですか。そうすれば街の回遊も多くなり、米澤市の物産販売の促進につながると思います。
Posted at 10:46:30 2016/07/28 by 尚山
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