繁盛する本屋

2016/07/21 (Thu)
繁盛する本屋全国に2万店あるといわれている書店だが、活字離れから経営は厳しく、毎年1,000店舗は店を畳んでいるといわれている昨今に、業績を伸ばして地方にまで進出している工藤恭孝氏率いる㈱丸善ジュンク堂書店をご存じだろうか。
池袋本店は、10フロアで売り場面積2,000坪という世界最大規模の大型店舗。大阪の堂島アバンザ店は1,500坪、100万冊の在庫数で「他店にはない本がジュンク堂にはある」と評判の大型書店である。
不況と言われる業界で業績を伸ばした原動力は工藤恭孝社長の手腕にあり、その経営戦略には様々な仕掛けが施されているが、中でも小生の琴線に触れた部分を紹介し、「ABESAN」を考えてみたい。
「専門書の充実」 俗な雑誌が顧客ウケすると考える書店が多い中で「専門書」を主体に品揃えした。
「カリスマ店員」 専門分野の社員教育を行い、大学教授の質問にも答えられる店員を育てた。
「書店は楽しい所」 心ゆくまで活字に触れて楽しんで貰おうと、立ち読み厳禁が常識の店舗に椅子を設けた。
ABESANは蔵書30万冊と豪語したが、その中で専門書の多い15万冊は3~5階の閉架式書庫に納め、「心ゆくまで活字に触れて楽しんで貰おう」どころか、市民は立ち入ることさえ出来ない「壁の華」として書籍を毀損した。
専門分野の人材教育は「安く付く」と外注に丸投げして「カリスマ店員」どころか「ドシロウト店員」の育成に切り替えた。
黄昏行く書店経営者が専門分野の社員教育に力を入れないのは、「店員が力を付けると社長の言うことを聞かない」が理由とのことだが、元市長のABESANも部長職を僅か1年ですげ替え、力を着けさせなかった。
以上の如く、元市長のABESANは、成功した工藤恭孝社長とは真逆の方針で図書館運営を行おうとした。そして選ばれた愛称が「NASEBA」とは、「成功」の真逆を象徴する意味を含んで選考員が評価したと考えると、「さすが」と感服した小生である。
※当サイトは「市民の知る権利のために 市民の声がとどく市政であり、人権を遵守する米沢市であるために 権力に脅えたり、泣き寝入りすることを止めよう。」をモットーにし、行政・市議団と対峙してきた13年であった。しかし当会は対峙が目的では無く、「市民の声がとどく市政」を目指すものであるので、訪問諸兄の闊達なる投稿を期待する次第。

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この記事へのコメント

鬼の会は中川の腰ぎんゃく。なんとかせよ。
Posted at 22:35:56 2016/07/21 by 米沢を良くする会
この記事へのコメント

中川になんとかしろで済む話でないの。いつまでも三十郎、三十郎ってばかか。
権力者に対峙するのが鬼野の会なら、権力者は中川でないの。
Posted at 21:58:43 2016/07/21 by 鬼の会会員
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