参議院選に思う

2016/06/24 (Fri)
参議院選に思う22日告示の参議院選がスタートしたが、我国の議会制民主主義に於ける二院制の内、参議院の存在には疑問が有る。
そもそも参議院は「良識の府」として党利党略に左右されず、政府を監視し、多様な民意の反映や、政府に対するチェック機能を果たすべきだが、衆議院の党の方針に添った参議院議員の行動は「衆議院のカーボンコピー」であると揶揄され、その存在を疑問視する意見も有り、これは政党政治を標榜する「必要悪」と考える。
国政に於いて、国民は政党政治である事を理解し、党の政策を参考にして議員を選ぶが、地方議会の選挙は個人の公約を参考に、地域代表として議員を選ぶ色合いが濃いものだが、当選後は会派に属し、会派の縛りによって統一した投票が行われる。
市民は会派の主義主張や、思想信条を理解して投票した訳では無く、個人の公約実行を信じて投票した筈だが、議員の定数削減と報酬削減を公約に掲げて当選した新人議員は、「会派の縛りで公約実行への行動は行わない」と嘯(うそぶ)いている。
会派の一新会は現在13名を擁し、議員の過半数を占めることから、議決はこの会派の思惑でどうにでもなる現実にある。
例えば「佐藤病院へ市所有のアルカディア用地を売却する」という議案が上程されても、一新会が賛成票を投じない限り実現不可能であり、数の暴力が罷り通る会派の存在は、解散するか、会派による縛りを排除すべきである。
佐藤病院建設地が「アルカディアに決定」の報道から、当ブログへの投稿が途絶えたが、今議会に佐藤病院用地が上程されると考えられ、この場合「市民の福祉より議員のメンツが先だ」と一新会が反対すれば、中川市長の努力は水泡となる。
「議員に市民が質問するとは頭が高い」という態度の「海老名悟」一新会前会長と、話合いを申し込んでも返事一つしないで、「議員と会談したければ所定用紙に記入して申し込め」と市民との垣根を築く「島軒純一」一新会会長がボス的存在の当会議員が、佐藤病院建設にどの様な態度を示すか、市民は刮目すべきである。

この記事へのコメント

考えすぎ。
そこまでの深考が出来る能力を持った課長級以上の職員等いない。
思い付が、精一杯。
40代前半以下の若い職員に期待する。いずれ米沢市を背負ってもらわねばならぬから。
米沢市民はこれから10年は我慢せねば。三十郎の負の遺産の払しょくまで。
二期八年、中川市長に期待しよう。
通町で小学生が自転車で側溝に転落した事故があった二日後の今日、転落防止のフェンス工事が行われている。素早い対応、さすが中川市長。
Posted at 16:40:43 2016/06/24 by とおりすがり2
この記事へのコメント

佐藤病院の万世小学校隣接建設案は、単なるパフォーマンスだったように思って仕方ありません。
前アルカディアへの建設反対がありましたから、即、またアルカディアへ建設とは、言えなかったのではないかと。
第一案で、住民や、保護者からの反対の声をあげてもらって・・・
さらに、第2案でも、反対意見を出してもらって。
そして、アルカディアにと。・・・市民はほぼ、あっぱれ中川市長!となったわけです。
1回目の住民説明会には、市長不在で行われたのに、毎日新聞で、アルカディア
に決定と発表のあった次の日には、わざわざ八幡原の工業団地を訪問していたのは、どうしてでしょう?
アルカディアになったのは、嬉しいことですが・・・
Posted at 08:01:38 2016/06/24 by
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