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平和通り駐車場の謎

kage

2011/12/03 (Sat)

 現在の平和通り駐車場は元米沢織物業界の買継商「粟光」の所有だったが倒産したことにより平成57年米沢平和通り駐車場協同組合がその地を購入し駐車場経営を行ってきた。

  当時この界隈はポポロ跡地を中心として繁栄を極め、駐車場経営も順調に推移していたが大型店舗が郊外に進出し、次第に中心市街地が疲弊したことから駐車場経営は魅力の無いものとなり身売りを考えていた。

  そこで浮上したのが「あづま会」による街中福祉施設建設計画である。
松田俊春理事長はかねてより街中に福祉施設を建設すべく、その候補地として米沢平和通り駐車場協同組合と交渉を進め平成21年12月売買契約調印寸前までこぎつけた。
ところがあづま会乗っ取りを画策する某理事の裏工作により同年同月この話は御破算となった。

  その後、駐車場購入に名乗り出たのが「吉野徹氏」である。
吉野氏は1億2千万円で土地を購入すると平成22年7月㈱平和通り駐車場を設立しその業務を継承し現在に至るわけだが、巷では色々な憶測が乱れ飛んでいる。

 大方の市民が抱いたのは「組合が経営して魅力が無くなった駐車場に1億2千万円も投資する疑問」である。

  この疑問について「鬼の会」のブログを見たという方から貴重な資料の提供を受けたので検証してみたい。

  直近の組合経営による駐車場収入は年換算約2千万円でそれに伴う経費は約1千6百円と4百万円の利益が出そうであるので、仮に税引き後剰余金を年3百万円返済に向けたとして投下資本回収には40年を要する計算となる。
 その間に土地の評価額が上がれば良いのだが協同組合は3億3千万円の評価損を計上し土地神話の崩壊を証明した。

  儲けに聡い吉野氏がこんな率の悪い事業に1億2千万円を投資するとは考えにくい。
まして酒井彰氏とは商工会議所、会頭・副会頭、高校の同窓生で有る事から、彼なりに勝算を考えての投資で有ろう。

  「鬼の会」流に駐車場売買の勝算を考えてみたい。

  吉野氏が協同組合より購入した土地は1,332坪で1億2千万円であるから坪単価は9万円であった。
ところが米沢市が計画した「まちなか歴史公園」として吉野氏所有の駐車場一部(天満神社法面)を購入した価格は法外な16万1千円である。
 単純に坪7万1千円の差額は1,332坪なら9千457万円の利益を生み出す事が出来るわけで、あとはタイミングを見て安部市長に駐車場の土地購入を進言すれば良い。

  通常土地売買の短期所得については高い税率が課せられるが、行政の要請と言う事で有れば無税であるから丸々9千457万円が手に入る仕組みで有る。

  「議会決議を得ずに市長が勝手にそんな事出来ない」と考える市民もおられると思うが米沢市の条例により1,515坪未満の土地は議会にかける事無く、何億円で有ろうとも市長が勝手に購入することが出来るのだ。

  ここでボロ儲けの出来る利権者は安部候補当選を願い支援に熱が入る訳である。

  ポポロ跡地界隈は昔より時の経済ボスと為政者が手を組み、利益を享受してきた歴史が有る。

 又してもファミリーデパート跡地買い上げのテクニックで貴重な市税が一部の利権者に流れる構図が見えてきた。

  参考に 吉野徹氏が土地購入に当たり山形銀行と米沢信用金庫より土地担保で八千万円を借り入れたが年利は1.5%である。

  驚愕の年利1.5%の意味と、残りの四千万円は誰が出したかは市民の想像にお任せする。

  市議団も市民より付託を受けた方々で有る。市長の専権事項により特定利権者に税が無駄に流れるシステムに付いて真剣に研究してもらいたいものである。

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kage


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