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未曾有の大震災から本日で1ヶ月を迎えて考えること。

kage

2011/04/11 (Mon)

 テレビの画面は被災地の様子を何処の放送局も競うように時間をさいて特番放映をしていたが一ヶ月を経過したこの頃は大分平常時の番組に戻った感が有る。
たしかに3月11日に起きた大地震は想定の範躊になかった大津波が東北地方の沿岸を襲い多数の死者と行方不明者を出した。
そして直接は殆ど被害の無かった米沢にも輸送網の傷みから物流が停滞し物不足が生じたことは戦中戦後の物不足を経験している小生に当時を彷彿させるものがあった。

 老生は天皇と同じく昭和8年生まれだから、小学2年生に始まった第二次世界大戦は小学6年生の8月まで続いた。12月に勃発した世界大戦は途端に、学校名や教科書などの学用品も変わり、なにより食料が日に日に逼迫していったのだ。
弁当の中身も大根や芋の入った糧飯弁当で授業の代わりにグランドを耕し豆やカボチャを栽培しながら、側には防空壕を掘る仕事が毎日の授業だった。不運急を告げるに至って米沢からも縁故疎開者が続出、老生も白鷹村に縁故を頼って最上川沿いの農家に疎開、ここでも授業といえば豆やカポチャづくりの毎日が授業。
さいわい農家であったから食べるものは豊富だったが、同時に養蚕農家であったから朝の4時起きしての桑の葉積みは辛かったことを覚えている。

 日清日露の勝利を夢見て絶対に日本は勝つものだと信じてきっていた小学生の老生は飢餓の毎日を他人の畑から芋やトウモロコシ盗んでは育ち盛りの腹を満たしてきた。
「絶対に勝利する!」と教え信じ込ませて努力させた教師らを信じない日々が続き、いまになっても妥協しない性格は、敗戦によって被災した人災だったのかも知れない。

 今度の震災は不幸であることに違いはないにしても人災でなかっただけに救われると考えている。
人災による敗戦という国難も当時の宰相、吉田茂の指導力や真摯に国を思う官僚の努力により今日の繁栄を築いたわけだが、近年どうも国の箍(たが)が緩んできた感が有る。

 石原慎太郎東京都知事の「東日本大震災は天罰」と言った意味は「日本人にたまった我欲の垢を洗い流すための天罰と」ということで、もう一度日本という国を考える機会だと理解する。
混迷の時代に国民は強きリーダーを求めるものであり、この天罰発言がマスコミに非難されながらも知事選に圧勝したことは正にこの事象の表れではないか。

 ところで米沢市のリーダー安部三十郎市長は書込にも有る如くその資質にはすこぶる問題が有る。
  大震災の前に米沢市議会を傍聴し米沢新聞に投稿した原稿を下記に掲載するので、このような米沢市のリーダーを12年も許して良いのか市民は真剣に考えてもらいたい。

  よねざわ鬼の会は「空白の12年は第二の夕張市」との思いから安部三十郎に代わる市長の擁立を画策し準備中であり、具体化した暁には諸兄の協力を求める次第である。

【三月市議会を傍聴して】

  三月三日、鳥海隆太市議と鈴木章郎市議の一般質問に関心があり議会を傍聴した。
  質問に立った鳥海市議は「現在の図書館利用者は一日500人程度、貸出ランキングの上位は娯楽物であり、トップは“るるぶ”と称する旅の情報誌である」と具体的な数値を示し「街中図書館を新設する事はベストの選択で有るか」と教育に与える効果と経済波及効果を質した。

 この質問に「鳥海議員は読解力がない」と米百俵の話を以て図書館新設の意義を説こうとする安部市長であったが、17億円もの巨費を投じて活字が教育の最大効果のごとき答弁には時代のズレを感ぜずにはいられなかった。

  鳥海市議は常々「現在の図書館に於ける問題点の提起」「街中図書を新設する事に於ける教育及び経済の具体的効果」を安部市長に求めてきたが答えが得られない事から今回の質問となったわけだが「読解力が無い」の一言で済まそうとする市長答弁は質問者にとって非礼であるばかりでなく議会軽視の所行と感じられるものであった。

 続いて質問壇上の鈴木市議は「建築を行う時、建築基準法に定める許可・不許可の判断は県に有るにも拘わらず、権限の無い安部市長が不許可の判断を公文書にて市民に通達した行為はいかがなものか」と質した。

  これに市長は「議会質問はその効果を考えてするものだが質問の意味が分からない」と答えている。

 さらに鈴木市議は「その公文書には“今後、協議及び交渉には応じないことを通知します”と付け加えられているが“対話する市政”をマニフェストに掲げる市長として市民との対話を拒むのはいかがなものか」と質すと市長は「対話する市政をめざしてきた。今でもそれは変わっていない」と答えている。

  「市民とは対話をしない」と公文書にて通達を出しておきながら「私は市民との対話する市政をめざしています」と答弁する市長の思考回路に異常を感ぜずにはいられない議会傍聴であった。

  よねざわ鬼の会は鈴木章郎市議の質問にある「権限無き安部市長の越権行為」は刑法193条の公務員による職権乱用罪に抵触するものと判断し、現在刑事告発の手続きを進めているところである。

よねざわ鬼の会 鈴木富夫

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