「どうなる米沢?・どうする米沢?」山形大学松田教授の講演より

2011/01/23 (Sun)
本月、18日夕「伝国の杜」で開かれた「未来悠々の会」「郷土を愛する会」共催の上記タイトル講演会を拝聴した。会場を埋め尽くした市民100名の中にはマスコミ関係者の聴講者も多数出席し、山形大学工学部松田修教授(ものづくり技術経営学専攻・山形大学国際事業化研究センター)の講演を、聴衆は微動だもせずに聞き入っていたことに正直驚いた。
講師は歯切れもよく、見事に整理された講演内容で「学術的見地から見た米沢市の未来を」熱く語られた。
「どうなる米沢」については多くのデーターから詳細に語られたが、聴衆期待の「どうする米沢」については、選挙の年を向かえて地方自治にはばかることを考えてか明確な答えが得られなかったことが残念であった。
米沢市の現況から「少子減化の波による高齢化時代」に対する対応と「若者の働く場所の問題」まして米沢市には若者がこよなく求めてやまない「夢があり、居心地が良く暮らし安い場所」でないことから、米沢市の命脈はあと10年であろうと推察されるというものであった。
米沢市には覇気がなく右の企業を左に移して、さも企業誘致をしたかのようなパフォーマンスなどの数々は米沢市民の目線を誤魔化すだけの事であり早晩疲弊する事は論をまたないものである。
市長が行なうべき根本的な市政は「入りを計り、出を押さえること」に集約される。が、米沢市は「入りを計る」企業誘致の運動・誘致は出来ているか?
市税収の100%に近い人件費が市職員に支出しているのでは、もはや地方政治としては破産寸前の財政で、北海道夕張市のように何もできない市になることは必定だ。
とはいっても数十年前には米沢市も財政危機を経験しているものの、その時は右肩上がりの経済闊達の国内であり、市出身の大臣らによる働きもあって悲惨さはそれほどでもなかったものの現況のような市政が続くとすれば「米沢市の陥没は10年程度であろう」
このような講師の学問的な精査から出た御託には聴衆は改めて「ゾット」としたと思うが、米沢市の陥没年を食い止めようと努力する市民の立ち上がりが期待できるものであろうか。
もっと恐ろしいことは、南陽市・高畠町・長井市などのトップが、山大の講師の教室を訪れ、陥没しないような市政方針を学んでいるが米沢市からは市政のトップクラスが一度も教授の教室を訪れて、地方自治に関するデーターなどから米沢市を判断するような相談は一度もないという救いようのない市政である。
米沢市民が自ら選んだ市長であるから、いまさら愚痴を言っても始まらないが、いい加減な遊び心での選挙が結果として「米沢市の陥没年限10年」と教授は述べたのではなかろうか。
現在、本会は上杉城史苑隣地扱いの実際を「市の不条理な仕打ち」だとして抗議行動を起こしているが「私が問題を扱う責任のトップだ」と称する町田副市長が隣地の土地を購入した業者の営業企画を妨害しなければならない理由は何か?
彼は「一市民にたいして行政が利益の供与はできない」の一点張りだ。
駐車場造成で道路を遮断し市民に不便をかけている事を是正するに何が「利益の供与」というのか。
そう言うトップが受け取る利益供与には問題はないのか?そんな例はいくらでも存じ上げている小生である。
止まれ! 例え賄賂でなくとも裏金を隠すような行為は県警でさえ露見したし、米沢市役所内部にないとの保証はない。
町田副市長よ、くだらない市民痛めはこれぐらいにして止めようではないか? なぜならば、建築許可をおろせば固定資産税が入り、営業成績によっては事業税が市に入るではないか。
それに加えて荒れ放題の現状が改善され景観もよくなり雇用の場も増えるというものだ。
なぜ、土地購入者に所定の建築許可も出さないで、ひたすらに事業妨害を続けなければならないどんな理由があるというのだ。
下世話な考慮だが城史苑側からの賄賂が入っている以外に思いがつかないのだ。
否定するならば市民が納得するような理由をしめすべきだ。
本会は「市民ひとりのために利益の供与はすべきではない」の副市長の論理は「老いぼれ米沢市の陥没を一層早める論理に通じる」と断じ、訳のわからない市政トップに法的手段も辞さない考えである。
市の発展を阻害する米沢市のトップ行政マンが市民と話し合いするどころか対立を深めようとするのなら、税金の未払い運動などを起こし社会問題として米沢市政が是正するまで逆らうことを宣言する。
米沢市からの明確な答弁を心待ちにしている次第だ。

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