市民をないがしろにする 「上杉城史苑」隣接地問題 其の7

2011/01/04 (Tue)
町田副市長は、O氏がこの場所で商売が出来るように配慮する事は「特定個人への便宜供与にあたる」と事を進めるに消極的であるが、次の事象との整合性を問いたい。平成16年、市が各町内から回収した資源物(段ボール・空き缶・新聞紙等)を特定1社に無償提供している事は「便宜供与」にあたると進言したが、不当性は無いと改めようとはしなかった。
回収した資源物を換金した場合、年間五千万円を超える額を特定1社に提供することに何の疑いも持たない安部三十郎行政に鬼の会は「住民監査請求」を行った。 しかしそれを審査するのは市職員である。
表向きは民間の監査委員が審査する事になっているが、彼らは書類に目も通していないのが実態であり出された監査結果は当然にして市民無視の「却下」であった。
ここで住民訴訟を考えたが、掛かる費用は全て鬼の会持ちで、たとえ勝訴したとしても一銭の見返りもない戦いに制度の不備を嘆きながら、その後世論の後押しを得て2度監査請求を行った。
市民の進言で制度を変える事を渋る行政も、世論には勝てず回収した資源物を入札にて売却する事となり、現在は市の貴重な財源となっている。
ここまで漕ぎつけるに2年の月日を要し「市民には常識の感覚」を行政に分からせるのには途方もないエネルギーが必要な事を実感したものだった。
便宜供与はそれだけでは無い。
同時期に「一般廃棄物の収集運搬業を特定14社に限って許可する事」は「便宜供与に当たる」と進言した。(一般廃棄物=一般家庭からの生ゴミ・その他のゴミ)
この事は議会でも取り上げられ「何故許可しないのか」の議員質問に「既存業者に十分な利益を与えなければ不法投棄をする恐れがある」と「便宜供与」を正当化する当時の吉田部長答弁であった。
この常識を欠く答弁に唖然とした当会は、鳥海・小嶋市議を紹介議員として「請願」を行った。
※請願=議員が行政に民意を反映させる間接民主主義の中で、国民の意思を直接行政に反映させる権利。
結果は共産党議員を除く全議員の賛同を得て「採択」となった。
通常はこれで「便宜供与」は無くなると思うのが常識だが、安部三十郎行政は民意を無視して現在でも「便宜供与」は続いている。
業績不振の続く建設業者は「採択」で新しい仕事の分野が出来ると期待したが「請願が採択されても必ずしも従うとは限らない」との行政態度に落胆したE建設社長が、トリカブトをあおった事を町田副市長はご存じだろうか。
かように便宜供与への行政対応は不確かなものである。
改めて「上杉城史苑」隣接地問題を考えてみよう。
町田副市長は、善意の市民が寄付者の意思(道路の使途指定寄付)を尊重し約束は守ると行政を信じて購入した土地に、建物を建て商売を営む事が「便宜供与に当たる」と本当に思っているのであろうか。
思っているのなら前段との整合性を市民に説明してもらいたいものである。
駐車場の数坪を道路に変更するだけで市民との約束事が履行され、O氏の店舗経営で市に公益がもたらせると考える当会は、町田副市長に「市民あってこその市行政」を期待するものである。
この章、完
再度副市長へ面談を申込み、その報告をする所存である。

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