上杉城史苑」隣接地問題 伝国の辞は米沢市民の永遠の誇り「市民があってこそ、米沢市がある」

2010/12/20 (Mon)
「あのリンカーンが戦勝を祝って「人民の人民による人民のための政治」と ゲティスバーグにて誇り高く民主政治をうたいあげた年より2百年も前に、忠孝鷹山公が時の為政者たちに戒めとして「伝国の辞」にて民主主義を説いている。鷹山公といえば「なせば成る なさねば成らぬ」の教えが主流だが、同じような意味の言葉を甲斐の武田信玄公が発しているから、米沢が誇り高く守り抜くべきは鷹山公の言葉「伝国の辞」だと考えたい。
ややもすると為政者は、奢りからくる独善に走りがちで市民の声に耳をそばたてる器量に欠けるものである。 小生の記憶では歴代市長の中で吉池慶太郎が最も勝れた市長だと思っている。吉池市長は「人の意見に耳を傾けた市長」だと承知している。
ならば現在の市長はどうか?
市長と意見の対立する部長クラスが早期退職する理由とはなぜか? 退職した元市職員が異口同音にいう言葉は「馬鹿々々しくて、やっていらんねえ!」と市長の独善さに呆れ返った言葉が返ってくるのだ。これを権力の乱用という。
伝国の辞は為政者の独善を戒めた遺訓だが、現市長には通じない言葉のようだ。
一 国家は先祖より子孫へ伝候 国家にして我私すべき物には之無侯
一 人民は国家に属したる人民にして 我私すべき物には之無侯
一 国家人民の為に立ちたる君にて 君の為に立ちたる国家人民には之無侯
右三条遺念有問敷候事 天明五已年 二月七日
治 憲
伝国の辞を参考に寄せたが、明らかに権力につく為政者の独断を戒めたものである。
「疲弊しつづける上杉の城下を復興させるのは人民の力だ」として、見事なまでに詩いあげた鷹山公の見識が米沢市に残されているのだ。
さて最近になって、上杉城史苑隣接地の個人購入した土地が活用できない土地であることが判明して困惑している一市民がいることを知った。
道幅がなく建築許可がおりない袋土地で畑にしか活用する術がなかったのだ。
土地の売買には後日になって問題が起きやすいことから取引前に土地取引専門家による重要な説明がなされた上で締結されるものだが、当該土地の有効性を説明したのが安部三十郎市長の最高責任者「みんなの会」の会長、斎藤喜一氏であることがわかった。
彼の説明に反して道路幅が足りなく建築許可のおりない土地であることが分かって、土地購入者は愕然としてしまった。
「斎藤喜一は詐欺師だッ!」と騒ぎ出しだしたものの後のまつりで、裁判による解決策しか残されていない状態の時に本会に話が持ち込まれてきた。
「1000万円で購入した土地には古いアパートが建っていたが、それも自分の費用で壊した。畠にしかならない土地だとわかっていたら求めるはずがないッ」と、愕然として困り抜いている。
この土地は第3セクの城史苑と地つづきだから行政との話し合いにより解決策はキットあるものだと考えて資料を取り寄せたうえで市の担当職員と話し合いをしてみて驚いた。
何があったか不明だが、行政は異常なほど頑固に取り合う気はなかった。
根気よく担当部長と話し合った結果、「トップと会ってくれ」ということで21日午後2時に副市長室で面会することになった。
本会は「詐欺師に袋士地を買わされて困惑している市民を救済する手段は行政にはないのか?」を主なる話合いに絞りたいと考えている。が、数多く寄せられている裏情報もあって行政もこのままで治まるものではない。
行政側からは副市長、建築部長、他らが応対するらしいが本会は「伝国の辞」にならって、市行政による圧政を防ぎたいと願う。
市民各位には、当該解決策のために行政側の考え方を実名入りで報告し、市民各位のご批判ご感想を仰ぐ所存である。
結果が法廷闘争にならずとも、それを解決する知恵は市民や行政にはあるものだと信じている本会である。

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