鳴呼、遂に露呈した 破廉恥な米沢の市政ぶり

2009/08/19 (Wed)
歴史的な事実はどうあれ現代人は「愛」兜印をラブと解して「天地人」の好評放映に酔い痴れている米沢市である。が---。8月14日付け「読売新聞」の一面トップ記事を見てほしい。そこにはナント、一面六段抜き記事扱いによって「山形県米沢市のわたり」の実情が報道されている。
※わたり 公務員の給料支給に際し、実際の職務に対応する給料表の級より、 支給額が高い上位の級の給料を支払うこと。
「業務内容はおなじなのに」米沢市の係長職は三つの級に分かれている。「特別困難係長」「相当困難係長」「係長」の三つだ。
この指摘ついて米沢市は「具体的な基準ではなく、実際の業務内容が同じと批判されても仕方ない」というが、今春、「特別困難係長」16人が、県から「わたり」の指摘を受けた。
いずれも50歳代のベテラン職員たちであり「定年退職によっていずれはなくなる」と釈明した。
職員の釈明は「国や県にも現実にはあることで、米沢市だけが特別視されるのは誤解を招くものだ」と反論するが、土居慶応大教授は「仕事の責任やリスクを伴わず、給料だけが上がっていく仕組みは、住民から見て不透明で、わたりは止めるべきだ」とコメントしている。
因に全国47都道府県に対し市町村を含めてわたりの有無を聞いたところ都道府県は「なし」と回答。市町村分については存在を認めたのだ。
その数は9200人の大半は1人あたり月額3万~6万円前後で、総額年33億円が職責に応じた職務より高い給料を得ている計算になる。
総務省は地方公務員の役職と級の関係が、国家公務員の基準と著しく違わないように改善を求めてきた。しかし是正済みの自治体が報告するだけで「わたりの全体像」は不明であった。
自治体の報告事項である裏側で密かに行なわれてきた「地方公務員のわたり」市民の知らないところで給料の操作が行なわれてきたのである。
市に頼み事をすると「予算がない!」との一点張りが相場だが「自分らの昇給の分については否応なく拠出できる不思議さ」この超マジック的な手法は公務員特有の姑息さとひとりよがりのズルサとが為せる術なのであるか。
市民の知らない裏側でコッソリ中央官僚が為す手法を安部市長に伝授したのは、マサカ安部市長の支援者元農水大臣ではなかろう。
安部市長の選挙時に示したマニフェストの第一は広域合併であったにも関わらず放棄するのも早かった。
その裏側で密かに展開していた「職員のわたり行為」は市民を愚弄する何ものでもない。
老人集会での市長の「肩叩きでの票集め」は広く知られて行為だが、市長ゴッコにうつつを吐かす安部市長の子ん守りは市民のすることではあるまい。
市民の迷惑を知りながら何年も放置して「業者の責任で為すべき仕事」として臭気対策をしない市長であり市政なのだ。
その裏側でのお手盛りとはいやはや社会性のある市長とは思えない。政治のなんたるかも会得してない市長には市民の手で下野してもらわねばなるまい。

南原方面の臭気地帯を見聞して思うこと。 ≪ | HOME | ≫市政とはいかなるものであるか?
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