市政とはいかなるものであるか?

2009/08/17 (Mon)
このド署い最中、天地人でエツにはまりこんでいる米沢市民は「臭い、臭い」の大合唱である。市民だけではなく、天地人の放映に因んで米沢市を訪れる観光客たちがうける「臭い洗礼」である。
暑いから窓を開けて冷気を求めようとする。が冷気と同時に入り込むのが南原からの臭気である。慌てて窓を閉める。この夏もこのような繰り返しであるか。
担当する市の環境部に電話して苦情を訴えてみた。
「部長に聞きたい」担当職員は答えて「部長はお休み頂いております」「そんでは課長は?」「課長は出張です」との答えだった。月曜日を待っての電話だから、肝心の部長は3連休中であった。
現在米沢市中に撒き散らしている臭気は南原変電所の裏にある「豚舎からだ」と担当職員は答える。県が南陽市から誘致した「堆肥製造所」は県の努力によって臭気排除の設備によって臭気の量は減っておるはずだ。
県と米沢市との取り決めがあって臭気の量を軽減すべく努力しているからで、現在の臭気は「豚舎からのものです」
県が一業者の臭気削減に努力しているのであれば、米沢市が変電所空き地に豚舎を移すようすすめた責任はどうなめのだ。現在700頭の豚がおり、そばに堆肥製造の場所も併設しているのだという。
「問題は臭気を一掃してもらいたいのだが、そのために環境部はどのような対策を講じているのですか。今日昨日からはじまったわけではない。何年も苦しんでいる臭気です。対策は進んでいるのですか ?」
「勿論対策は考えております。臭気コンサルタントも含めて有効対策はあるのだが、業者に設備する資金がないから実施できないでいるのです」
「業者に設備する資金ができるまで対策はおあずけということですか?」「迷惑しているのは多くの市民たちですよ。設備にどれだけの資金がかかるのかわかりませんが、市民の迷惑を取りのぞくことが行政がやるべき第一の仕事でしょう。ただ市が一業者に設備をしろと要望するだけでなく、設備に要する資金を調達する方法を考えてあげるとかはしないのですか」
「一業者のために市がする仕事ではありませんから」
との答えには政治とはなにかを改めて考えさせられた。
要するに業者の自覚にまつより方法はないとする環境部の石頭ぶりに唖然とさせられたが、まずもって政治家の片鱗でも市長にあるのならば、さっそく市民が嫌がる「豚舎から発する臭気」問題を解決してほしいものである。
人によっては臭気になれている人もあろうが、大半の市民が悩んでいる米沢市の臭気である「臭気は川にそって流れるものですから」などのお題目は聞き飽きたからには行政がやらなければ豚舎に不利益な犯罪をも誘発しかねない危険性もありうるのではあるまいか。

鳴呼、遂に露呈した 破廉恥な米沢の市政ぶり ≪ | HOME | ≫墓場にもっていくつもりだった。
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