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恐るべし安部市政②

kage

2012/04/18 (Wed)

何故図書館建設用地がポポロ館跡地だったのか。

 当会は平成20年、酒井彰氏が安部市長に「取得したポポロ館をまちなか図書館建設用地として市に寄付します」と申し出たとの情報を入手し、さすが米沢市のトップ実業家であると感嘆したが、実際は二億数千万円で市に売りつける事が分かった時、実にうまく仕組まれた出来レースで有る事に別の意味で感嘆の情を抱く心境に有る。

  九年前の市長選で安部三十郎候補はまちなか図書館建設を掲げた。
時を経て町中活性化事業へ対する国から4割の交付金が出る制度に計画が現実化した。
そしてリンクしたのがポポロ館寄付話である。

  早速、ポポロ館跡地を候補地とする計画が国に提出され認可された訳だが、その後酒井彰氏の寄付話は無くなった。
 寄付の話は複数の市議が「確かに有った」と証言を得たので調査したが市に議事録等の存在は無い。
 これには平成22年6月9日付米沢新聞読者の声に鈴木睦夫氏は「寄付は地財法に抵触する行為」として投稿している事から市当局は書類を処分したのでは無いかとの市井の噂がある。

  「図書館用地が何故ポポロ館跡地なのか」との鈴木章郞市議質問に「ポポロ館所有者より協力の申し出が有ったから」とする山口部長の答弁を「酒井彰氏より寄付の話が有ったから」と置き換えると実にしっくり来るではないか。

  それに加えて山口部長の「ポポロビルの所有者は、建物自体の老朽化や入居テナントの減少により会社経営が難しい状況にあり、事業の廃止が急務の課題となっている」との発言に着目しよう。

  酒井彰氏は平成20年一億円でポポロ館を経営する㈱米沢ショッピングセンターを買収した。
その2年後に図書館用地としての話が浮上した訳だが、その間に急激に「建物自体の老朽化や入居テナントの減少により会社経営が難しい状況」になる訳も無いし、それを予見できない酒井彰氏である訳も無い。
現に前経営者は「出る経費が無いのでポポロ館は儲かる会社である」と言っていたという。

  ならば図書館建設用地をポポロ館跡地とする売り手・買い手の真の目的は何なのであろうか。

  酒井彰氏は当初ポポロ館が安定した企業実績から継続を意図したのではないか。
ところが安部市長がまちなか図書館構想を具現化しようとした時、今後特養等の福祉事業展開を画策する酒井氏と、経済界へのパイプを持たない安部市長間に共通の利害関係が生じたものと老生は推察する。

  ㈱米沢ショッピングセンターの役員構成にも不自然さが見られる。
発足当時は役員に渡部文雄氏・内藤文徳氏・金子尚人氏・五十嵐正明氏の名が連ねられていたが2年後の平成22年23年には上記の方々は何れも辞任しているのである。
うがった見方をすれば酒井彰氏の真の目的を覚ったからではなかろうか。

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