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喫煙者は国賊であるか 復権はありうるか。

kage

2009/07/25 (Sat)

  この社会は喫煙者にとっては国賊的な扱いである。いつから日本全体が喫煙者にとって息苦しい国になってしまったのであろうか。

  確かに渡米したロスのホテルは全室内禁煙で、喫煙場所がホテル玄関前に大型の灰皿がおいてあるに過ぎなかった。その点ではメキシコはカンクンの保養所はそれほどの厳しさはなくくわえタバコも許されていたように記憶している。
  それに比べてわが国では東京駅のホームにあった簡易喫煙室は撤去され新幹線の待合所に併設されているにすぎない。
どうしたことか山紫水明の米沢駅前でさえも観光客から喫煙を嫌われる始末だ。むろん市の庁舎では禁煙。庁舎玄関口にあるビニールで囲まれた狭い場所で職員たちがオドオドしながら紫煙を吐いている風景がまことに惨めだ。
市の広報には「しっかりと禁煙」し、健康を守ろうとするキャンペーンだ。

 喫煙が健康を害するのだと宣うのであれば、天皇が戦地に赴く兵士に配った「恩賜の煙草」の意義をどう解釈すればいい。兵士たちの健康はどうでもよかったのであるか。
さらに近年まで「タバコは県内で買おう!」としたキャンペーンは単なる地方自治体の「タバコ税欲しさ」に過ぎなかったと考えられても仕方がない。まして市民の健康を阻害することなどは考えもなかったのである。 それを行政の無作為な上意下達方式だといえよう。

 信州白馬高原に「パイプの煙り」というペンションがある。白馬の万年雪を眺めながらパイプをくわえてのんびりと過ごした時間が懐かしい。
禁煙者に申し訳ないが、禁煙運動によって喫煙者の父権が剥脱され、冬の夜寒に外に出て喫煙する老生ら喫煙者の惨めな姿をどう受けとめたらいいのだ。
煙草に実害がありだとすればそれは通常シガレットと呼ぶ「紙巻きタバコ」であろう。タバコを巻いている紙からダイオキシンが発生するとの見方があるからだ。ならば紙巻きタバコの販売を禁止すべきが筋であろう。
喫煙には「パイプ用タバコ」もあれば「葉巻」「噛みタバコ」もある。タバコというだけで一括りする必要がどこにある。
  矛盾はそれだけではない。「ボイ捨ては紙巻きタバコ」だからできる。葉巻やパイプ煙草にはそれがないから街が汚れることもない。麻薬でもあるまいし江戸の昔から愛用してきた一服の清涼剤であることに留意せよ。

 自民党によるゴタゴタ解散の翌日は「皆既日食」。暗黒の社会から再びあまねく輝きを人の世に照らしつづけてきた天空のドラマを、しっかりと深く胸に受けとめて来月の投票日に祈りをこめて一票を投じたいものだ。

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kage


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