恐るべし安部市政③

2012/04/19 (Thu)
3月議会で鈴木章郞議員は「新図書館建設はもっと市民の声を聞くべきであり拙速に事を進めるべきで無い」との発言に安部市長は「時間をかけ手順を踏み、議決を得て進めてきた事業で有る。振り出しに戻す事は議会無視の発言であり如何なものか」との旨の答弁をした。当会は、平成21年秋より計画を立案し、3年以上の時間と労力をかけ平成24年3月27日議会決議を得た新図書館建設計画が、3週間を待たずして瓦解してしまうとは「如何なものか」と安部市長に言葉を返したい。
当会が入手した情報により「恐るべし安部市政」の素顔が見えてきた。
その情報資料には、
◎平成22年度、ポポロビルの所有者はテナントに賃貸契約の更新をしない旨の通知を行っ たが、1つのテナントからは同意を得られなかった。本市としても協力について文書にてお願いしてきました。
◎平成23年度以降、本市からも本社を直接訪問し、事業への協力をお願いしました。
と明文化されているのである。
即ち、候補地ポポロ館跡地は「瑕疵有る物件」と認識していながら議会報告を怠り、3月議会に上程したした事を証明する文言であり、希代の失態は引責辞任に値する。
又、市会議員の責任も問われる今議会決議であろう。
鬼の会は、昨年より酒井彰氏と安部市長との関係を問題視し、何が何でも図書館用地をポポロ館跡地とする安部行政の態度に警鐘を鳴らしてきた。
しかしながら議決に及んだ時、政燐会の山村明・鈴木章郞議員を除く市議は、行政の呈する「新文化複合施設整備事業」の予算を問題提起する事無くスンナリと承認した。
この時、敢然と反対意見陳述を行ったのが鈴木章郞市議只一人である。
そこで米沢市議会議員に問いたいものだ。
鈴木市議のDV問題が報じられた時、当会は「夫婦間の問題である」と、異常に情熱を燃やす議員連を冷ややかに評してきたが、今回の問題にどんな行動を取るつもりか。
今般の問題は鈴木市議個人の問題とは比較にならない程、今後の米沢市及び本市議会制民主主義に影響を及ぼし、議員としての存在と真価を問われる大問題である。
大問題とは、
① 50億円にも迫る、本市にとっては「歴史に残る大プロジェクト」が進められようとしている時、市民及びその代表である議員には瑕疵のある計画である事をひた隠しにしてきた結果、議会決議事項が僅か3週間足らずして頓挫した安部市政の責任。
② その計画には多くの市民より疑問の声が有ったにも関わらず、さしたる調査もせず、行政が示す案を安易に承認した議員の責任と議会のありかた。
以上の2点に集約されよう。

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