山形県知事選挙・鬼のかわら版[11]

2009/01/17 (Sat)
「現職知事に問う」皇室献上「さくらんぼ事件」全都道府県では、それぞれ県の特産物を毎年、宮内庁を通して皇室に献上しており、山形県の献上品は「さくらんぼ」となっている。
山辺の篤志家が丹精こめて育成した「さくらんぼ」を桐箱に収めて皇室に献上してきた。が、斎藤県政になった途端に、経費削減ということから「さくらんぼ」を農協に出荷された一般品の中から選びだし、数量を減らすばかりか桐箱から段ボール箱につめて献上品としている。
その結果を記者団に向かって献上品の経費が25万6千円節約できたと発表しているのだ。
桐箱であろうと段ボールの箱詰めと「さくらんぼ」に違いはないという知事判断であろうが、皇室に献上することによって「山形のさくらんぼ」の名声が高まったのであろう。この宣伝効果を換算すればどれほどのものであったろうか?
わが国は贈り物をする場合、特別包装紙や熨斗に気を使う国民性がある。贈り届けられた相手方の格式を重んじるからである。まして皇室献上品とあれば最高の気配りが必要となろう。
結果は「山形県が財政上苦しいのであれば、来年から山形県のさくらんぼは献上して頂かなくて結構です。他の県から頂きます」という宮内庁からの声であったというが事実であるかどうか。
折角の特産物と全国から認知されているものとあるならば、扱いを粗雑にするというのはいかがなものであるか。知事の県特産物を扱う態度であるとすれば問題というべきであろう。
わが県は農業・畜産を核とした農業県であらねばならないはずだ。にもかわらず知名度の高い「米沢牛」を「山形牛」のネーミングのもとに統一しようとする行為そのものがオロカな行為だと断じたい。
百年に一度の不況は「百年に一度の飢餓」をも想定されるものだ。県特産物にたいする温かい目を知事自らが知るべきであろうことを指摘するものである。

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