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山形県知事選挙・鬼のかわら版[8]

kage

2009/01/12 (Mon)

 通常有権者が与えられた投票権を行使するにあたって、候補者個人に直接会って投票することは少ない。したがって、候補者を取り巻く応援者か身近にいる熱烈な支持者たちの人望などから候補者の資質を決め投票所に走るのが普通であろう。
  そこで両陣営の候補者を選択するにあたって、候補者を取り巻くいわば地域の大物といわれる政治家たちを「マスコミの評価」から列記してみよう。

□ 遠藤武彦議員・就任8日間で農水大臣を辞任せざるをえなかった本人だ。辞任の理由は県農業共済組合の不祥事に連座した理由。本来ならば「議員辞職こそが当然」だと思われるのだが。

□ 遠藤利明議員・中央政界での風評は「田舎の陣笠議員」。来期の選挙では民主党の鹿野道彦前議員の追討に苦戦の予想。鹿野道彦前議員は東北新幹線を実現した議員として知られている山形県の実力者。

□ 加藤紘一議員・今週の週間新潮では「政界再編の震源地かと、注目を集めるYKKK。そのY山崎拓・元副総裁とKの1人加藤紘一元幹事長が、自民党を飛び出し新党を結成するのでは」と、年末の報道は喧しかった。が、一方では、あの加藤の乱の二の舞になるとの声頻りで。だが、その数日後「衆議院選前、新党考えず」と産経新聞が報道。こうして「加藤の乱」同様、早くも今回の「加藤・山拓の乱」は不発の形を呈し始めたのだ。実際、両お膝元も冷めた反応は「加藤先生の新党への動きを支持する人と、長年自民党に仕えてきたのにと不満を抱く人と、一枚岩ではない。」地元県議談。

  かつて「新潮社45」誌上で「加藤紘一研究」を執筆したジャーナリストの山村明義氏が談じる。
「加藤氏は弱腰で詰めが甘く、いろいろなチャンスを逃がしてきた宏池会のプリンスと言われながらその派閥すらまとめることができず“加藤の乱”も失敗。弱者を守るリベラルの旗頭を自任しながら、汚れ役を秘書に任せたように自身が強くなれない人間で地盤を受け継ぎ、苦労を経験していない2世議員の象徴とてもリーダーには向いていないのに、そのことに気づいていない。もう終わった費とす」。

  又、男の品格”の著者、川北義則氏は「政治家として大事なことは、いかにブレないか。しかし“加藤の乱”がそうだったように、彼はフラフラする。  筋を通すという“男の背中”の魅力を全く感じさせない。男の基本がなってない」と喝破する。

  加藤氏は山形県民が県初の総理と期待の星だったはずだ。が、中央の政界マスコミから、かくも手厳しい政治家であったことを山形県民は知っているのだろうか。一県民として肌寒い中央の評価である。

 自民党崩落の時期に県知事選が始まった。県民は時世の流れを考えに投票したい。


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