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山形県知事選挙・鬼のかわら版[7]

kage

2009/01/09 (Fri)

 知事選告示日に発行された週間文春と新潮誌の2誌から、急雲告げる次期衆院総選挙の全国予想図が掲載されている。
 自民党麻生総裁の不人気から週間新潮は「急浮上した「総裁リコール」と題して、内閣支持率は16.7%(時事通信)と惨憺たる有様。「時期衆院選は戦えない!」として、党内から総裁リコールの声が上がっているという。

  週間文春は「麻生自民解党」の見出しで「衆議院300選挙区完全予測」として、自民党の大凋落予想を報じている。
それによると現有自民党議席305席から153席を減らして「149席」と予想され、公明党に至っては13席減の「13議席」となる。
一方、上潮の民主党の議席を114議席から一挙に186増の「 280議席」獲得で民主党の政権になることは確実であると報じている。
次いでに九州ブロックのうち福岡11全区で、8区の麻生太郎だけが当選確実で大物議員がこぞって苦戦か落選と予想されている。

 わが山形県の場合は当選確実が加藤紘一議員と近藤洋介議員の2人で、山形1区の遠藤利明議員は鹿野道彦の追い上げを受け落選ムードがただよっているとある。
  あくまでも文春の予想ではあるが「日本全土が自民党からの政権チェンジをッ!」とする激しく潮流が渦巻いている現状から「ひとり山形県が時流に逆らい知事の選択をすましてよいわけではあるまい」

 斎藤候補者は「日銀を辞して山銀からの立候補」であった。日銀というエリート銀行を退職し山銀という地方銀行に入行した事情は知るよしもないが、普通の感覚からすれば「下野か?」と、人の目には映るであろう。
  内部告発から「斎藤知事は人の意見に耳を貸したがらない」という声が漏れてくる。「知恵のない人の意見を聞いている暇に、独善独歩でわが道をゆく」とする知事の決意に賛同しないでもないが、問題は知事に周辺の人たちを納得させられるような優れた知恵・発想が湧いていたのであろうか。

  「賢者は聞き、愚者は語る」という格言もあることだ。為政者にとって県民の声なき声に耳を傾けることの大切さを知っていてほしいものだ。
  わが国でも、十年に及ぶ自公連立内閣の倒壊で、小沢民主新政権が誕生しようとしている。小泉。安倍、福田、麻生と世襲議員総裁が四代連続で失政を累積した自民は、党内外の統治能力を喪失して、結党54年目に事実上の「解党」を迎える。次期政権を担当する民主政権に近いところで、山形県政が行なわれることが望ましいと考えるのが素直で常道というものであろう。

 今になってなお、山形県政は敵味方の溝の中でメンツだけのしがない争いをしている場合ではないはずだ。党派を捨てた知事選挙であってほしいのが県民の願いであったはずだ。
  いずれにせよ、選挙戦の火ぶたがきられた。ならば双方ともに、県政に対する「愛」の旗印のもと「県政の在り方」を県民に訴えつづけ、有権者の審判に身を委ねるさわやかさが待たれるものである。


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