恐るべし安部市政⑤

2012/04/20 (Fri)
議長は行政の犬では無い老生は長い間関心を持って行政を見て来たが今回の様な不祥事は記憶に無い。
鬼の会は平成23年11月9日情報公開条例により「ポポロ館跡地を新図書館建設用地とした場合、テナントとの契約はどうなっているのか」と我妻課長に質した。
この時点で「魚民」との問題を抱えていた訳だが課長は「テナントとは単年度契約であり問題は無い」と答えている。
このやりとりはボイスレコーダーにしっかりと残っている。
新図書館予定地は瑕疵を含んでいるにも関わらず市民・議会にその事をひた隠しにし、何が何でもポポロ館跡地に建設を進めようとした安部行政には今後益々疑心を持って注視して行く必要が有ろう。
今更言うまでも無いが行政の執行責任者のトップは安部三十郎市長であり、その市長に対し民主的な批判と牽制を行い、市の意思を決定する議決機関が議会でありトップは佐藤ひさし議長である。
ところでこの不祥事に佐藤ひさし議長はどの様なアクションを起こしたか。
18日、各会派の代表を集め会を開催した迄は議長の責任有る行為と評価したが内容が酷すぎた。論議されたのは、
「16日の代表者会で当局より図書館建設用地をポポロ館跡地とする計画が頓挫した事と用地変更計画案の説明があったが、その時『この件は20日まで極秘にしてくれ』との要請が当局から出されていたのに17日付山形新聞朝刊にスッパ抜かれた。」「リークした犯人を捜そう」と言うもので有ったという。
議員団よ、犯人捜しゲームなどして遊んでいる時では無い。 18日の代表者会で為すべき事は、当局が長期にわたり瑕疵を隠す行為が招いた事態の善後策と20日に行われる全体会議に臨む、各派の考えを摺り合わせする事であろう。
以下、老生の考えを述べよう。 当局が箝口令を布いたのは議員団を陥れる「擬態法」という罠である。
擬態とは真の姿を他の動物に変え、身を守る又は攻撃する事であり、今回の場合は「瑕疵隠蔽による失態」を「山新リーク事件」に姿を変える問題のすり替えテクニックである。
「誰にも言うなよ、と3人に話せば全ての人に話したのと同じ事」とは世の習いであることを知る当局は、代表者会で話せば必ずリークする議員が居る事は先刻承知で20日まで極秘としてくれと言ったのであろう。
又リークしたのは当局かもしれない。 この罠にはまった議員団は行政の意のままに操られ借りを作ってしまった。
考えても見たまえ。秘密にしなければならない必然性が何処にあるというのだ。
本来ならいち早く市民に知らしめ、市民の意見を集約し、善後策を講じるのが道理であろう。 もし当局が極秘にしなければならない理由を質されれば「現時点での公表は市民に不安を与え混乱を招く恐れがある」と答えよとマニュアルには記されているはずだ。
止まれ、議長は安部市政に操られた行政の犬であってはならないのだ。
佐藤ひさし議員は現役の獣医である。犬を診察する立場の人間が自ら犬に成ったのではとんだ笑い話であろう。
本日の全体会議の采配に期待する。

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