FC2ブログ
2021 04 « 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31. »  2021 06

「力なき正義は無力」であるか!

kage

2008/11/15 (Sat)

 昼に電話が入ってきた。 福島市在住の知人から2ケ月ぶりの連絡だった。彼は再生資源物回収者の監督を長年やっている人物である。

 彼は慌てたようにして老生に訴えかけてくる。「中国のオリンピック終了後の不況に加えて世界的な経済恐慌が重なり、再生資源物回収業界は一大パニックに遭遇している。資源物を輸出しようにもあれだけ欲しがっていた古紙・鉄屑の中国側の相場は下落、同時に国内の製紙業界に足元を見据えられて相場が立たないのだという。
 「業界は社員のリストラにつぐリストラとガソリンの高値に揺さ振られて回収車両を軽減しなければならないのだよ!」電話の向こうで業界の窮状を訴えつづけているのだ。
 彼は言う「いくら資源物だとほざいても、相場の立たない資源物はただのゴミでしかない。古紙は雨ざらしすれば腐って使いものにならない。かといって倉敷料を払ってまで保管する資力もなければ相場が期待できるものでもない。業界はわずかな差益によって成り立ってきたものだから、今後は古紙・鉄屑の回収を中止する方針をとった」と彼は言いながら「町中が古紙鉄屑で溢れる出すことは容易に想像できる。
 今までは再生資源物回収という名目で町中から不要物を回収しながら清掃してきたという自負がある。が、これからは背に腹は代えられないから回収業務を縮小し、回収業者に賃金を払うことを止める方針しかないのだ。

  米沢市の場合、市民から出される古紙の排出量は毎日20トンは下らない。この量を考えると再生資源物回収業者の存在は侮れないものである。が、現実には日本全体の問題として本腰を入れて対処しなければならない行政の難問であるはずだ。
  厄介なことに、買取業者による「古紙・鉄屑等の買取入札」が各行政が行なっていることは米沢市も同じだが、入札には各社競争原理から高値入札でもって「資源物の絶対量の確保」に走るきらいがあった。
  要するに買取価格が販売価格を凌駕する価格体系が続けられてきたことに破綻が出てきたのだ。入札業者によるとその差損は月々250万円程度だが、相場の下落が予想される中でこれからも大幅なマイナス状態が懸念されるという。

 12月に行なわれる米沢市の入札では業者たちは「入札の不参加・または行政に対して処理料の拠出要望、いわゆるマイナス買い入れ方式」になるのではないかの懸念も予想される。
  地域の清掃は各自行政の責務であるから、行政の予算で回収業務およびその処分まで行なわなければならない。その時点で行政は買取業者の存在に改めて気づくのであるか。

  現在まで、数億円の歳入を業者から行政側が受けていたはずである。それが一転して行政の処理歳出となりうる可能性が予想されている。この現実に際して行政側が示した態度に老生は行政のとるべき正義を見いだせないのだ。

 非常事態に入札業者側が行政に申し入れたことは「入札辞退の是非・入札価格の見直し・買取価格の支払い方法(分割・支払い期限の延長)」であった。が、行政側の返答はいづれについても「ノー!」であり「入札価格と入札期間を厳守せよ」であった。

  世界的恐慌は業者が生み出したものでなく、恐慌の渦に巻き込まれて苦慮する倒産を目前に控えて、入札業者が厳粛な入札制度を熟知しながらも行政に要望したことでありい老生ならずとも業界の窮乏に心寄せるのが常道であろうと思うのだが。 「約束である以上、守るのが責務である」もっとも行政側の言い分は正しい。だが、世の中には「守りたくとも守れない」ことがあるものだ。

 公務員のストライキは禁止事項だが、行政の中でストライキは行なわれているのはなぜだ。しかもストライキなどの行為を事前に阻止すべき管理職たちが事前に阻止できない訳とはなにか?
  回答は簡単だ。「賃金闘争」であれは、管理者たちは闘争を横目に行動を起こさないのは、自分たちの報酬もあがることを知っているからにほかならないからだ。

 本会の提唱によって「古紙類の入札制度」が実現したものだが、それによって行政は多額の歳入を得てきた。ならば、業者の窮状に心寄せるへき時だと考える。が、行政側の返答は非情なものだった。
  「約束を違えるようなことがあれば司法の判断に委ねる」とは非礼千万極まる行政側の返答に老生には、行政の正義を感じられなかった。

  思い起こせば「私が法律だッ!」と、本会の会員にほざききまくって本会提出の「住民監査請求」を2度も却下した監査委員事務局長からの転身で環境生活部の部長になった金沢なる人物であるから行政の結論もむくなるかと察したものの市民感情として許せない職員だ。
  彼らは行政という組織の中にあって「力なき正義は無力だ」と、せせら笑っている様子が手にとるように見えるが「正義なき力は暴力なり」という言葉のあることを忘れないでほしいものだ。


コメントフォーム

kage


URL:




Comment:

Password:

Secret:

管理者にだけ表示を許可する

この記事へのトラックバック