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市民感情を逆撫でする行政感覚?!

kage

2008/10/17 (Fri)

 既報、9月22日付米沢新聞の記事は、通町地内のマンホール設置現場で、調子の悪いバックホーの点検作業中に、現場に停車していた無人の4トントラックが動き出しバックホーとトラックに挟まれ、多発肋骨骨折、横隔膜破裂により死亡事故を報じている。
 死亡したのは南陽市宮内の会社員板垣信一(53)さん。原因は砂利を満載した4トントラックの運転手が現場は傾斜のある道路であるにもかかわらずサイドブレーキを引いていなかったことが、無人トラックを暴走きせ惨事をひき起こしたものであった。
 米沢警察署は工事会社の平田工業の全面的な不注意として処理したものの、通例では発注者の米沢市役所が原因を重くみて、業者に対して発注はおろか、指名停止処分になされるべきものであった。ところが、米沢市の下水道課のとった行為は「同社と癒着がらみか?」と疑わせるような発注を行なっていたことが判明した。

 経過をたどってみると、不慮の死を遂げた板垣さんの葬儀は9月26日、アイメモリーでしめやかに行なわれたが、あろうことか葬儀終了をまつようにして関連数社が近くのK公民館に集結「次期発注の下水道工事受注に関連する談合」を行なっていたことが判明した。

 入札日は9月30日、落札者はこともあろうに問題になっている平田工業であったから業界が騒然としたのは当然の成り行きだった。
  10月1日、業界の正常化のために「今回の受注は辞退すべきが業者のとるべき責務ではないか」と受注辞退を勧告し更に「を通すならば発注先の混乱を招かないためには、辞退するのは明日が最終日だ」と、更に補足し業界の守るべき責務を説いたのだったが、同社の業界に対する回答は「業者の勧告を受けた翌日(10月2日)に同社事務員が市役所に「契約書」を持って契約に訪れていたことで業界に対する返答となったが、発注元米沢市役所は同社に関連した「死亡事故があったこと」と「談合の有無を聞き取る」必要から同社との「契約を保留」にする手段を講じた。

  市役所は「談合の有無を聞き取り」を、6日に行なう旨を関係業者にFAXで通達。発注者側から「談合の有無」を糾されて「有った」と答えるわけもなく、7日に「契約は落札通り同社に決定」していたものの「談合の有無」を理由として契約を保留にしていたのだ。
  驚いたことに6日に開かれた「定例審査会」では、すでに死亡事件を起こしていた平田工業に対して「1ケ月間指名停止処分」を決定していたのだ。が、契約後の10日に平田正業を市役所に呼んで「同社を指名停止にする旨」を通達しているのだ。

 それでは「順序が逆じゃないのか!」市役所の対応の矛盾に激怒した市民が、米沢新聞社の「読者の声」欄に「非常識極まりない!」と題して投書。
  工事は市民の税金を取り入れているわけだから発注者は勿論のこと業者もエリを正してもらいたいものだ!と、市役所の対応の甘さと、業者の「背に腹は変えられぬ。何がなんんでも仕事は取るッ!」とする業者の受注態度は許されるものではあるまい。と投書は業界の正常化を願い発注元の米沢市役所側の対応の矛盾と甘さ、受注側の業者との両者に向けて、業界正常化のために祈るようにして是正を叫んでいるのだが、米沢市は正式に同社との契約を8日におこなっている。

 これらの事実を踏まえて米沢市民はこれらの推移をどのように考えればよいのであろうか。


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kage


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