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今秋の衆院選はどうなる!?

kage

2008/09/15 (Mon)

 日曜午前に放映される番組「サンデープロジェクト」には、自民党総裁選に出馬を決定している5人の候補者が勢揃いして、各自の政策を披瀝していた。が、進行役の田原総一郎氏は歯に布を着せぬ人物だけに、彼の面前では候補者たちの見え透いた嘘の皮が剥がされる恐れもある。

 立候補を表明した5候補の政策を聞いていると、官僚たちがいかに埋蔵金をためこんでいるか。その埋蔵金を使って景気浮揚策をと語る麻生候補が本日の朝刊では自民党票の半数を獲得したとある。言葉尻を信用すれば日本の経済浮揚は実現することになる。

 さて、総裁選はともかく今秋の衆院選挙に自民党ははたして勝てるのであろうか。いつものことながら選挙前の各政党の「いいことづくめの政策」のバラ撒きには国民は裏切られてきた。だから候補者の舌戦には国民は飽き飽きしているのだ。
 自民党総裁候補5人の政策を聞くとお互いの政策の違いは多少有るが、肝心の自民党の政策骨子が明らかになってこないのだ。長期政権の座にすわりつづけた自民党の決定的な欠陥は党としては政策哲学に議論がなされていなかったことにある。
 その点では民主党には総裁擁立に対立候補がなかったことを評して、自民党幹部は皮肉まじりに「民主党には議論がない」というが、むしろ政権奪取を目指し、党一丸となって骨太の政策を掲げて一本化しているのはむしろ正当な考え方だと思いたい。これは独裁に当たらない。

 「官僚の無駄使い」や「老齢社会の到来」などは今にはじまったことじゃない。政治家ならずともわかりきっていたことである。「社保庁の不様さ」「農水省の懲りない汚点つづき」すべて働かない役人たちの結果不始末である。
 このような国家公務員をのさばらせている政府はいいようのない腰抜けである。議員定数削減を口にしたのは小池女性候補だけであり、働くことを知らない公務員一割削減で何兆円の税金が浮きることになることか、わかっていることをしなかった自民党に政権に期侍することは何もないのである。

 「なってはいけない総理」を選出して止まない自民党議員の体質の根源は己れの栄達と選挙に落ちないことだけに執着し「勝ち馬に乗り遅れないため」総裁候補者の推薦人にもなれないだらしない政党議員と成り下がっている様子が見え隠れするのだ。こんな議員がいくらいても日本丸の舵とりを任せることはできないのだ。
 麻生総裁候補が「官僚が溜め込んできた埋蔵金に手をつけ、日本国の景気浮揚対策に使用する」といっても官僚たちの抵抗に合うことは必至であろう。
 官僚主義を奪取るには、所轄大臣に人事権を任せることも一案だと思われる。折角、大臣になったとしても任期が短いことから、官僚らは大臣に威圧感をともなった緊張感が生まれることはない。社長命令が絶対である民間企業とは、いささか異なる環境が現実には各官庁にはあるようだ。

 権力の座につくことは男子の誉れであろうが、権力の裏づけとなるのは「金力」であろう。どこの世界でも「金」を握る者が強いのである。端的には家庭でもそうであろうし、各種任意団体においても同様であるように「金と帳簿」を握った者にあたら権力を握られ易いのが世の常というものであろう。


 さて、今秋の衆院選挙は「天下分け目の選挙」となる公算が強い。自民・民主の永田町合戦の「勝ち馬に乗る」ために虎視眈々とその動向を見つめているのが公明党だ。公明党が与党の立場にたって、さんざん旨味に興じたからには野党に成り下がる気持ちはさらさらないはずである。公明党の去就をみれば明らかに自民党の敗北が予想できるのではあるまいか。

 この選挙、明るく景気浮揚政策を第一義としている麻生自民党と「命を賭ける」と宣言した小沢民主党のどちらが勝つのであるか。かつて「平家にあらずして人にあらず」と豪語し栄華享楽に興じた平家は、伊豆の山奥で修業に励んだ源氏に破れた史実もあるぞ。どっちも油断は大敵であろう。


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kage


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