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国家を背負う自民党総裁選であるか

kage

2008/09/06 (Sat)

 自民党総裁選挙に挑む自民党員の候補者の真意とは何か?
一年間に2度に重なる総裁辞任劇である。どう考えても自民党員には選挙以外にはさしたる国家の危機存亡意識が希薄ではあるまいか。
 民主党の小沢単独候補と違って、自民党は考えられないほどの乱立候補の形相である。これではマスコミの取材構成は当然ながら自民党候補の動向に集まる。

 民主党が危惧するのは自民党候補がつくるマスコミの集結によって話題が集結し民主党の存在感が有権者から失われてしまう懸念である。
  民主化された自民党から多数の候補者が総裁に立候補することはやぶさかでないが、乱立する候補者の数よりもマスコミの動きを独占しようとする作戦であるか、はたまたテレビの画像に顔を出して、己れの存在を有権者に知らせるための個人的な選挙願望なのであろうか。  いずれにしても立候補者の多難な国家戦略を聞きたいものである。

 かつて米沢市長選において、以前から立候補を表明していた野村氏は別として告示に立候補した2名の候補者に関するかぎり「市政担当能力に欠ける現市長よりは少なくとも私のほうが担当能力がある」とした立候補であったように思われるしその通りであったかも知れない。
  2名ともに議会の相当な経験者であったからだ。しかし、老生は考える。大臣にも副が設定されたように、大臣と副大臣には月とスッポンの違いがあるのだ。 昔、級長と副級長には歴然として差があったように、何事も長が優先するのであって、副は添物にしか評価されなかったものである。

 この度の選挙は本命とされる4回目の候補者がどのような戦術を労して他の各候補者との連携を結ぶのであるか。裏側では激しいバトルが展開されているのであろうが、それだけに有権者は総裁選挙に厳しい目線を送くらねばならない。
  中にはどう考えても当選できないと思われる候補者もいるがその最大の目的は解散後の総選挙に視点が集められているのであろう。

 自民党は盟友公明党との関係から、下手すると野に下る恐れもある。だからといって公明党が漁夫の利を求めているとは思えないが、与党を味わった党にとって野に下る気持ちは毛頭ないはずだ。
  民主党の選挙結果を踏まえて公明党は動くはずである。「右向けッ右!」の号令で右向く有権者は公明党だけであろう。
  宗教団体が国家の窮乏を救うとはどうしても考え憎いものだが、確実に時代を動かす力があることは確かなことだ。

 米沢市の市長選挙にも二度にわたって中央本部から役員を派遣して「安部市長の再選」を決めたことは事実だった。
  一宗教団体が政治に関与ることは望ましくないことは申すまでもないことだが、創価学会会員たちの一挙手一動が無作為に国家を動かすようなことがあれば、学会員たちのそれは盲従でしかない。

 自民党総裁・民主党総裁以後の日本は国家としての権威と体裁を世界に示すことができるのであろうか。
  滅びゆく日本でありたくないものであり、小さくは米沢市の未来に蓋をする市政だけは厳しく糾弾しなければならない。

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