広域合併は「米沢市」を入れないで-----南陽市・長井市・川西町の米沢市観

2008/08/28 (Thu)
広域合併については安部三十郎市政の「米沢市」を抜いたところでまとめあげようとしている噂が本会に入ってきた。安部三十郎米沢市長が各地区からの不信を受け米沢市を中心とする広域合併は文字通り暗礁に乗り上げた。
米沢市以外の合併対象市町長に電話で聞き取りした報道関係者から伝わってきた一大ニュースである。
安部市長は広域合併問題について「私から各地域を訪れて合併問題を推進することはしない。向こうから訪ねてこられたら応対はする」と殿様発言を繰り返している。
各市町長は安部米沢市長のこうした高所からの発言を知って更なる反発と不信感を感じた結果のようだ。
安部市長は今回の市長選に臨み当初は「広域合併に反対」の態度をとっていた。が、市長選挙を戦うためには「広域合併賛成」論を唱えた方が票になると判断するや、公示日直前に「合併推進論者」に鞍替えした経緯がある。
道州制の前段ともいうべき国の政策にこのような態度で対応するのはいかがなものであろう。 トップの意志や考え方の狭さが、ここで米沢市民にわかったことであろう。
「勝てば官軍」だからといって「何をしてもよい」というわけではないだろう。地方自治を福島大学院生として極めてきたという市長である。とても食えた知識とはいい憎い地方自治長感覚である。
オリンピック観戦で市政に対する関心は-時的に離れたとしても、市政の舵取りには問題が山積しているようだ。
市職員のボーナス支給時に「ボーナスの支給額は市民に決して洩らすなよ」と職員の口留めを図った上司がいたと巷が騒いでいる。どうも支給金額が上積みされていたような口ぶりが巷に流れている。市民に気取られないようなボーナスの支給額とはいかなるものであるか。
本会は秘書課に聞いてみた。返事は「金額が上積みされていたとの認識はないが、調査してみますか」という返事だった。確かに公務員と一般会社員との賃金格差は大きい。まして、市民の目は公務員志向だ。 ひと昔は優秀な人間ほど公務員志向はなかったものである。ここにきて不景気のあおりを受けて倒産の少ない「親方日の丸」に一身を寄せた経過がある。だから市職員は優秀な人物だけではないとはいわないが、中には不埒な職員もいて勤務中に町の床屋にいたりパチンコの台と格闘している姿がないとはいいきれないのだ。
不埒のついでに町の酒場で観光客を相手にゴロまく職員の姿も目につくものだった。市職員は米沢市の玄関番的存在である。来年は大河ドラマの主要な町である。観光客を迎え入れるのに「応対が下手な市民である」その点では隣県福島に学ぶ必要があるだろう。
安部市長が殿様的市政を敷いて他市町から反発をかこっている以上、市民は安部市長を真似てはならない。観光客の増加は観光客の居心地のよさと、市民の暖かさによって観光客が米沢市を宣伝する行為から生まれるものだから。

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