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おきたまユニオン労働組合が起こした市政に対するゴリ押しか?

kage

2008/03/29 (Sat)

安部市長:
米沢市では嘱託職員の任期は最長5年間としている。したがって本年度で嘱託職員の任期は切れるもので、任期満了と同時に解雇する」

ユニオン:
「特殊な業務については5年を超えて再任用できるとする市の内規があり、実際には7年間勤務し月額報酬1万円を加算された嘱託職員もいる」「市長命令によって一方的に解雇通告し、団体交渉も打ち切ったのは労働規約に反する」

 さて、この珍事を考えてみるとNHKの報道ですら、市民に不可解な問題として伝えていた。

  当該の問題提起本人は市立図書館に嘱託職員として「郷土資料室」で資料の整理などしていた女性職員だが、単独で加盟できる「おきたまユニオン労働組合」の組合員であったことから始まっている。
組合側にとっては「タナボタ的な抗争」と映ったものであろう。

 まず、当該女性は、 「職務に興味がある」として嘱託職員 になった経過がある。その時には「嘱託職員の任期は最長5年である」ことを承知した上で採用されたことは申すまでもないだろう。
  当該女性にとってよほど居心地がよかった職場であったろう。が、任期の残りが迫っている。そこで「おきたまユニオン労働組合」に救いを求めた結果、このような抗争が起きる原因となったものであろうと推察できるものだ。

報道によるユニオン側の言い分は、
「桝田教育長はユニオンの団体交渉を受けた際に2008年度1年間は嘱託として任用し、2009年度以降は協議する」と「1年間は任用する」とした教育長の決定を、安部市長によって覆されたとある。

これに対して安部市長は、
「労組の言っている内容は一方的で教育長に事実を確認しないと何もコメ ントできない」

当該女性職員は、
「郷土資料調査整理は必要だから作られた部署で、そのために図書館司書の資格も取得した。私たちは物ではない」
と不満を唱えている。

ここに問題が二つ考えられる。
  一つは、米沢市の嘱託職員の最長任用期間が5年と定めてあるならば、教育長も組合側も女性職員も厳守すべき事項であることは明白なことである。
 過去に7年間も任用された事実もあるからとして身分保全の提訴を起こす当該女性職員とそれを支援する労組の規律に関した提訴はおかしい。
  又、図書館司書の資格取得を任期延長の理由に掲げているが嘱託職員の仕事を任用中、全うするために図書館司書の資格取得することは職務に対する努力行為であろうから、図書館司書の資格を取ったことを云々することはあたらない。
 ましてその資格は永久に本人のものであるからだ。本来ならばその資格を生かした職場を探すべきであったと考えられる。

  二つ目の問題は、安部市長が介入し教育長の判断を覆したかという点である。
 教育委員会は市行政から独立した機関である故、市長といえども教育委員会の結論を覆すことは出来ない。 よって安部市長の越権行為であるか否かである。

  当会は事の真意を教育委員会に質した。
二日に渡り桝田教育長と連絡を取ったが出張とのことで直接話すことは出来なかったが、教育委員会の総務部複数の職員は「組合の団交を受けた席上で1年間の任用を認めようと組合側に返答した事実はない」と断言してはばからない。
  これを信用すれば安部市長の指示によって覆されたという「再度任用事件」はユニオン労組の市政に対するいわれのないゴリ押しであるが。

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kage


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