南陽市民からの問い掛け

2008/03/15 (Sat)
「上から何行目の文字はなんと読むのか、そしてどんな意味であるか」との問合わせに「蛇蝎はダカツと読み、蛇や蠍(さそり)のように人が嫌がる動物を二つならべて表現した言葉で、最も嫌われている存在の人のことを形容する言葉だ」と返答した。ついでに蛇蝎唐津という焼き物では、ジャカツ唐津と読ませ上ぐすりを蛇のうろこ状に表現した焼き物があることは知っている。
地域集団の中には蛇蝎のごとく嫌われている人というものはいるもので伝え聞くところでは、南陽市には渡部市会議員(いろは屋)や柴田副市長らの名前が知られているようだ。
大人社会でも「イジメ」はみられるが、社会的な問題になっているのが「学校でのイジメ」だ。
特定の子供を選び出し集団で精神的に、ある場合は暴力を使ってリンチにかけるのだが、「子供社会」の問題とは考えにくいものだ。
昔の子供社会にも、もちろんイジメはあったが、ほとんどの場合止める子供がいたり、大ケンカになったりして決着がついたものだ。
イジメに追いつめられ自殺する子供もいるが自殺は昔、大人の世界のみに存在した現象で、子供の世界にはなかったことだ。
徒党を組んで他人をリンチにかけるというのも、大人の世界にあった話で子供の世界のものではない。イジメの方法も、一筋縄でいかないような陰湿な工夫がこらされているようだ。
これなどは、旧日本軍内務班での陰湿なリンチを想像させる。野間宏氏の書いた「真空地帯」があちこちの学校で現されているわけで、大人の世界の、しかも最も卑劣な行為が子供の時代から始まっていることになる。
こんな悲惨な話は別にしても、子供たちはテレビやマイコンで夢中になって家の外へ出たがらなくなってきた。
家の外へ出たがらず、中で楽しみを見つけようという日常行動は大人のあるいは年寄りの特徴であっても、子供のそれではない。
よく引き合いに出される例だが、学校が子供たちを旅行に連れて行くとバスの中では寝っぱなし、風景を観たり説明も聞いたりせず、部屋でトランプなどしたがるという。これなどは会社の慰安旅行で旅館に着くやいなや麻雀の卓を囲むのと少しも違わない。
最近子供に生活習慣病が増えていることは、良く知られるようになり高血圧・胃潰瘍・糖尿病などが多いという。
「生活習慣病」は以前「成人病」と言われ、中年期から進行していくので早めに対策をと言う意味で名づけたというが、子供たちに老人病が増えていることになる。
肥満や進学競争のストレスが原因だと指摘されているが、子供のうちから老化が始まっているのだ。
転ぶとすぐに骨折する子も多いようだ。転ぶと骨を折るというのも老人の特徴で子供の特徴ではない。
昔はと言うと漠然とするが、戦後間もなく肥満児というのはほとんどいなかった。
肥満児が増えはじめたのは、朝鮮戦争で日本経済が息を吹き返し成長期に向っていたころからだ。
豊かさが、子供たちを大人に向けて加速させた結果だといえるだろう。子供たちの老化現象を生物学的な側面だけでとらえるのは気の毒だから、精神面ではどうなる。
学校での「イジメ」が急速に進んだ子供たちの老化現象であるや否や。
蛇蝎な人間とは、子供も同様に社会に順応できず老化現象に苛まれている人たちのことをいうのではあるまいか。

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