底知れぬ南陽市政の汚濁と塩田独走態勢の夜明前

2008/03/11 (Tue)
山形新聞2月1日の報道に仰天した。南陽塩田市長は2008~09年度の建設工事競争入札参加資格審査において、総合評価値に加えて「主観点」を新に導入することに決めた。
審査対象になる主観点とは「子育て支援企業」や「ボランテァ活動」に取り組んでいる企業に加点して指名格付を行なうことにした。
ボランテァ・地産地消の加算点の条件とは
①市道・公園などの清掃を実施しているか否や。
②地区行事や公民館行事に協力しているか否や。
③老人世帯除雪や雪下ろしを実施しているか否や。
④資材の調達や下請け業者の選定は地元優先であるか否や。
など9項目である。
さらに各企業が過去3年間に手掛けた市発注工事の施工状況を評価して加点減点をする。
一方では、過去3年間に指名停止を受けた場合、07年度法令違反や工事トラブルがあった場合、記入を求めて減点対象とする。
08~09年度の入札参加資格申請は2月1日~同月29日まで。
[主観点評価]シートを提出し市内企業に対しては「市建設課」が「ヒァりング」などで事実確認の上で加点・減点を行なう。と、ある。
以上の競争入札参加資格選定は「官の独裁に通じる」危険性が大なる可能性を帯びてきたと考えられるものといえよう。
一面では結構毛だらけの「競争入札者選定」のように映るが、選定者の主観導入が問題となってくる。
選定の対象となる「子育て支援企業やボランテァ、地産地消」に積極的な取り組み姿勢が企業側にあるや、その判定の困難さは行政感覚でなしえることなのか。
子育て支援企業とは?、町のボランテァ活動や地産地消とは?いかなる活動をもって入札適合企業とするものか。
行政は企業に向って「雛型」を示す作業が必要となってくるのは常識論であろう。
巷の噂では地元企業の「白鷹コンクリートの材料」を使えということであるか?だとすると塩田市長がやっている企業の部材を積極的に工事に使用しろということにはならないか?
まず、南陽市発注の工事に参加するには「塩田市長」を始め「柴田副市長」らの覚えをめでたくする必要があり、渡部(いろはや)議員らの顔色を常に伺う企業が続出してくるのが当然となる。
止まれ!南陽市政が行政に従う企業にアメをやり、行政批判をする企業には徹頭徹尾、仕事は発注しないということであるか。
現在、塩田市長は町の土建会社と個人的な私有地争いをして抗争中である。
当然入札制度から当該土建屋を除外できるよう一工区5千万円を二工区合体して1億円の工事にする(1億円以上の工事競争入札該当企業は南陽市では松田組一社だけに限定されている)、こうした行為は南陽市政にとって朝飯前の手口なのであろうが市民はなぜか声も立てないでいるのだ。
このような不甲斐なき市民性はどうしたことであろう。

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