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市町村合併を考える -12-

kage

2008/02/09 (Sat)

⑩ 大きいことは良いことか?
 下記の数字に注目願いたい。

○都道府県面積順位

42, 佐賀県   2,439.58km2    86万人
43, 神奈川県  2,415.84km2   883万人
44, 沖縄県   2,275.28km2   137万人
45, 東京都   2,187.42km2   1,267万人
46, 大阪府   1,896.83km2   882万人
47, 香川県   1,876.47km2   101万人


 置賜圏    2,495.52km2    23万人

 もし置賜全域合併がなされたなら、面積は佐賀・神奈川県を凌ぐ日本一広大な市の誕生となる。
安部三十郎候補は市長選で、このように広大だが山間部の多い土地に、どれだけの価値観と行政効率を考えて置賜全域合併を公約としたのであろうか。

  米沢市より高齢化率の高い市町との合併は紛れもなく「限界集落」(50%が65歳以上の高齢者集落)問題を抱え込むこととなる。
  青森市は浪岡町と合併したが行政管理面積が増え、下水道整備や除雪に費用が嵩み「コンパクトシティ」いわゆる人口の集約化した「まちづくり」に取り組むことになった。
その青森市でさえ824km2に32万の人口である。置賜圏2、496km2に23万人というのは、いかに凄い数字か分かろうというものだ。
このように、とてつもなく広域な合併にどのようなメリットを導き出すというのであるか。

  本会は、合併の要件を考えないまま事を進めるべきでは無いと考える。
合併する際の要件は「歴史的・文化的同一性」「経済的同一性」「日常生活の同一性」「共通のふるさと意識」を考慮して実施すべきと言われるが、米沢市と他市町の住民感情には歴史を背景に大きな隔たりを未だに残し、前述の要件を満たすことは容易ではない。
その上「貧民連合」と揶揄される程の財政基盤の軟弱な自治体同士や、高齢化率の高い市町の合併である。

  「ビジョン無き合併推進」「リーダー無き合併推進」は「船頭多くして船山に登る」の例えのごとく危険極まりない事である。
  選挙において「広域合併推進の方が票になる」「話は大きい方が良い」と思って「置賜全域合併論」を掲げたのであろうが、当選したら「ビジョンは事務方で考えてくれ」という安部三十郎市長の態度に、南陽塩田市長の「事務方を出すことには吝かではないが途中で引き上げることもある」との文言は、取りも直さず安部市長への不信感と非現実論への批判と解釈すべきであろう。

  今回の安部候補マニフェストには「他市町長との個別対話をさらに進め、指導力を発揮します」とある。
  「指導力を発揮します」と公言した以上、事務方に任せるというような姑息な態度ではなく、早急に安部市長自らの考えで「置賜全域合併構想」を述べる事が肝要であろう。

 《続く》

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