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偽年に際して思うことだが、米沢牛のブランドに偽りはないか?

kage

2008/01/09 (Wed)

 静岡県藤枝市に住む老生の友人から恒例の特産「三ケ日みかん」が届いた。箱を開けると中に「天与の味覚を奥平山より」と書いた挨拶文が入っている。

 「小さな特農家の集まりです。二三○年の伝統ある地でみかん作りに励んでおります。本日、私達の自信作三ケ日みかんを奥平から皆様のお手元にお送り申し上げます。私達の願いをご賞味下さい。」と書いてある。もう一枚には「みかん作りに欠くことのできない有機肥料との格闘」などがこまめに書き記してあるのだ。

 ご存じのように「三ケ日みかん」は日本一美味であると信じているのだが、当地では中々お目にかかれないみかんである。

 遡ること数十年前、政府発表によって柑橘類業界がどん底に陥ったことがあった。政府は「カリホルニアから輸入自由化によって甘いオレンジが輸入されてくることになった。したがって酸っぱいみかんは食べる者がいなくなってしまうだろう」と語った。

 驚いたのは「みかん農家」だった。先祖から伝わってきた広大なみかん畑が駄目になってしまう。だからといって何に転業すべきであるか。一時は騒然となった時期があった。
 三ケ日みかんの特農家のみかん作り業者はこの危機をどう乗り越えたのであろうか。みかん作りに本来の農作業を取り入れ、有機栽培による土地づくりに撤したのだ。
 土つくりの成果が今日の三ケ日みかんの美味を生んだものだった。それらの研究心と実行力とが生み出した味なのだ。こうして恐れた力リホルニアからのオレンジ輸入は撃退されてしまった。

 そこで老生は心配するのだが、はたして「米沢牛肉」に偽物はないのであろうか。米沢牛のノボリの元で本物の米沢牛肉が販売されているのであろうか。

 古くから牛肉店を営んでいる学友がこんな話をしてくれたことがあった。「どこの店舗でも米沢牛ののぼりを立て商いをしているが、これはおかしな風景だよ。米沢で潰せる純粋な米沢産出の牛には限りがあるんだ。要するに米沢牛肉でない他の牛肉を販売しているということだ」
 すでに専門店から偽り販売の声が聞こえてきたのだ。販売している牛肉が名の通りに米沢近郊で肥育されていない牛肉であれば、ブラントドの高い米沢牛は偽食品となる。

 「関サバ」のブランドも偽表示が多いと報道されている今日だ。ブランドに騙されている人たちが日本国中にどれだけいるのであろうか。 老生は「米沢牛肉を賞味したい」という観光客にどの店が本物を扱っているのかどうか推薦する手立てがないのである。これには全く困るのだ。 米沢市は語呂あわせから米沢の味としてABCになぞらえている。確かに鯉の甘煮は日本一を誇れるものだ。
 老生は長野県の佐久の名物鯉を食べ、穂高でも食べてみた。問題にならないほど不味いものであったから米沢の鯉は名物とされてよい。リンゴはどうであろうか。名産地弘前市のリンゴ畑も千曲川河川敷のリンゴ畑もみているが、規模は館山の比ではない。
 館山の「紅玉」品種は特に貴重なリンゴだと思っているのだが、他産地の紅玉の味は知らない。そこで米沢市のABCだが内陸の寒暖の差が美味を育てるとあるが、本当の旨さは「土つくり」にあるのであろう。
 奥平山の特農家のように化学肥料を廃して有機栽培の「土つくり」に生きる道を求めたように、米沢の産物が名を残せるようになるには安易な栽培技術ではすまないのであろう。

 さて、米沢牛肉には偽ブランドを活用してはいないのであるか。老生は心配するのである。商工会議所や市の農林課などが偽ブランドを否定するのであれば、市民として安心できるのであるが、ブランドが高名なだけに「米沢牛」に偽プランドだけは真っ平に願いたいものだ。
 米沢市民が全国に誇れる確かなブランドであり、ブランドは守り抜くべきものであるからだ。


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kage


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