公務員期末手据え置き論争に快挙-12月議会

2007/12/21 (Fri)
昨年度は不可解極まる再生資源物収集手当増額など問題があった。今年の12月定例議会の目玉はなんといっても「期末手据え置き」に凝縮される。さて、公務員の期末手当て率が議会の主な議題となっていたが、これには市政派議員と今春議員に当選した新人議員(一新会)たちによる丁々発止の論争があったことを市民は記憶にとどめておきたいものだ。
19日の本会議で「ボーナス引き上げ案」が見送りとなった。これに市政派議員の小久保議員は「公務員の労働基本権剥脱を補う人事院勧告は尊重されなければならない。議会で否定されることは全国的に例を見ず、法を守らないと宣言するようなもので、米沢市のイメージを損なうことになる。 また、職員定数削減などにより、職員負担が増すなか、優秀人材確保のために引き上げは行なうべきである」
高橋寿議員(共産党)「据え置きは一部市民と議員のうっぷんばらしになるが、地方経済へのマイナスの影響をよく考えるべきだ」との報道がある。
一方、海老名議員らは「米沢市の逼迫する財政と、現況に見る市民感情からして恵まれているのは市職員であるはず。簡単に率をあげるべきではない。
海老名発言で議会は一時中断、市長が口をつぐんで議員の質問に応答せずたまりかねた工藤議員が議場から発言「市長ッ!答えなさいッ!」と檄。 島軒議員は「市職員の頑張りは重々承知しているものの、市民の現況に痛みを直視すべきだ」
ところで小久保議員の「人事院勧告を守らないとは法を護らないと宣言するようなもの」という発言に一言。
県も人事委勧告を見送った。そこには疲弊する地方経済と、行政コストに占める人件費比率の高さを考慮したからに他ならない。
公務員給与が民間企業を大きく下回っていた40年も前の人事院勧告を金科玉条の如く振りかざす小久保議員は正に時代の風を読めない労働組合お抱え議員と言わざるをえない。
議員なら「地方公務員法。24条の3を読んでみよ」まして米沢市のイメージを損なうとは何事ぞ! バカもいい加減にせよッ! 議員として心して発言せよッ!
また、高橋議員の「うっぷんばらし」とは何を意味する言葉であるか? 共産党議員までがいつから市政推進派に衣がえしたのであるか。
安部市長が「市民派」であることのマヤカシに米沢の有権者たちは見事に騙された。
市民派と名乗る以上、新人議員たちの発言に品格などとあたらない文言を行使するではない。それこそ米沢市長が他市町長から甘くみられている現実を熟知せよ。
さて、懸案の広域合併問題と、2期目翌日からはじめるという中学校給食はどうするのだ。
みんなの会のマニフェストには書いてあるぞ。政治団体の「提言」との言い訳はないだろう。
市長自らが違反していた選挙であることを市民は未だに知らないのだ。

お役人さまに申し上げますだ。≪ | HOME | ≫「地方」が「痴呆」と言われないために? 本物一新会議員登場
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