「地方」が「痴呆」と言われないために? 本物一新会議員登場

2007/12/20 (Thu)
昔から「バカにつける薬」はないといわれてきたが、依然としてバカに類似した人間は多いものだ。昨日で定例議会は終わったが今議会で「恥さらし日記」に報道されるような事態が起きた。
議員の一般質問中に、安部市長が質問に往生して口を閉ざす場面が起きた。その時、突然議場から手を挙げた一新会議員がいた。
新人工藤議員であった。
「市長!ちゃんと答えるべきじゃないですか? 答弁に制約でもあるんですか? 昨日も今日も同期の新人議員たちが必死に質問してるんじゃないですか? みんな毎日夜遅くまで調べたり原稿を書いたり必死なんですよ。
あなたには感じませんか? 我々議員も多くの市民の負託を受け、市民の皆さんの声を市政に届けるために議会に来ているんです。
投票率67.58%の選挙で42966票の得票を得た集団なんです。それぞれが切実な想いを託されそれぞれに応えようと必死なんです。 市民の皆さんの胸中とは遠い所にいる様な議会での態度を見ていると選挙とは別人のようで残念です。
市長は二期目を迎え実りをつける大切な時期。米沢の将来を決めるのは誰なんですか? 将来を語る場はどこなんですか? ここで答えずにどこで誰に答えるのですか?
市政に不満や怒りがなければ我々はこの場に立っていないんです!市長、あなたもかつてはそうであったはずだ。 米沢を良くしたい! 市民の皆様を幸せにしたい! 我々と一緒なはずだ!そして我々にはその責任があるはずだ! 市民の皆さんの中には明日に不安を持っている方がたくさんいるのです。なりふり構わず、真剣にその負託にこたえていただきたい。きちんと答えて頂きたいと要望いたします。
工藤議員の議場からの発言は、当局側の答弁を遮りあえて挙手のうえの発言ととれるが、本会議場を震憾させる必死の訴えがつづいたという。
常に議会での市長答弁は「気の抜けた」ような答弁の繰り返しで、お後は部長とご交替という情けないものであった。それに「喝」を入れたのが新人議員であったことに意義がある。先輩議員は顔色なしであった。
地方議会を支えてきたという先輩議員に勇気はあるか? 地方が痴呆とは同意語ではあるまい。先輩議員を見てると錯覚を覚えることがある。

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