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市長はアブノーマルだが、副市長も議員脅し屋だ!

kage

2007/12/15 (Sat)

 「今日は朝から気の重い一日でした」こんな書出しではじまる新人議員の述懐日誌を入手した。
問題となっているのは職員の期末手当てに関する事項だ。

 総務文教常任委員会に「全職員の期末手当て掛け率増」が提案されたが「市の財政が逼迫しているこんな時期に、人事院勧告だからといって認めるわけにはゆかない」と反対を勝ち取った新人議員たちの激白である。

 11日の総務文教常任委員会で「全職員の期末手当て掛け率増」は一新会メンバーの反対により否決された。が、12日に副市長・担当部長・課長が「意見交換」という名目で一新会メンバーと会見し、翻意するよう強く求めて来たと言うものだ。
 特に副市長は人事院勧告制度を熱っぽく説明したあとで、19日の議会では「全職員の期末手当て掛け率増」を認めろと新人議員に迫ってきたのだ。これらは「意見交換」というものでなく、はじめから新人議員に圧力をかける態度だったようだ。

 一新会は今春当選の1年生議員6名の会派だが12月議会に於いては他の古参議員とは一線を画す質問内容で議会に新風を吹き込む、これこそ「自由の風」を感ずる活躍である。

 しかしながらその活躍が安部市長にはどうも気に入らないらしい。当該新人議員の一般質問に対して「品格ある質問をしろ」と言って物議を醸し出したことは既報によって衆知の事だろう。
 市政は市民の代表である議員の採決を持って行なわれるものだ。にもかかわらず議員の採決を不服として副市長はじめ当局の部課長までが「ボーナスを上げろッ!」と新人議員に翻意を迫るとはどうしたことか。
 米沢市に供給される県の水道水が25%も安くなるのに市水道料金を下げずして「職員のボーナスを上げろッ!」は納得できるものではない。と、当該議員には「市民の代表だ」とする気概があったのだ。

 公務員と一般市民との賃金格差を考えてみれば一目瞭然だ。市政をあずかる公務員が特権階級だとはいわせない。
 副市長は先日、老生に向かって「市長は何をしてもよいのだッ!」と啖呵をきったことがある。
なるほど副市長なる人物の品性はそれだけのものであるか。新人議員に「翻意せよ」ぐらいの脅しはするだろうと容易に信じられた。

 議会と行政側の裏では「金高をめぐって」常時駆け引きが行なわれるものだが、新人議員は世情の厳しさを肌で感じているのだろう。それに比して副市長は公務員畠にいて直接的には世情の厳しさに接してきたわけではない。説明されたところで理解する能力の持ち主ではあるまい。権威主義だけを頼りに生きているだけの男であろう。したがって、市の財政がどんなに逼迫してようと「オレの責任じゃない。退職年令がくればオサラバだ。だから市の財政云々などは関係なく貰い得が宮使いの特権さ」などとうそぶいているだろう。
 口先だけの市民派安部市長と、こんな気概のない副市長との「ナイナイ、コンビ」で米沢市の財政危機が乗り切れるものではあるまい。

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kage


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