市政に2つの矛盾あり

2007/09/04 (Tue)
盆が過ぎると平年ならば秋風が吹いて過ごし易くなる。9月に入って今年の猛暑も忘れかけ雪国の支度に思いを致す今日この頃である。そこで市道除雪方の矛盾を季節が訪れると思い出す。老生の家は国道沿いから数十メートル奥まった車も入れない狭い市道沿いにある。
車が入れない市道だけに「朝夕の散歩道」として重宝がられている道だ。が、真冬の積雪期に入ると川が無いだけに雪の捨て場にヘキレキする場所だ。かつてその市道は通学路として決まっていたから市に除雪・排雪をお願いしていた。が、市の対応は「当該市道は除雪除外地区だから除雪の対象にならない」という。国道から登り10段、わが家の玄関に入るには下り5段の階段を踏みしめなければならない。
こどもが通学するのに登り10段の段差を滑れば車輪の真下に入ってしまう危険な場所である。
山積みの雪は両隣の屋根から下ろした雪の山だが市の対応は「決まりでは道路に雪は下ろしていけないことになっている」とニベもない返事だ。仕方なく老夫婦が階段を横にまげて過ごしているが、老年男女が多数通る道でもある。市は「捨て場がなければ排雪する以外に方法はない。排雪する費用を負担してくれれば業者を紹介する」これが担当者の返答である。間もなく折衝の時期がやってくる。
下水道課の矛盾。下水道化について尋ねたら「十数年は施設されない」とのことでそれでは合併浄化槽にすることにして所定の補助金を請求しようとしたら拒否された。理由は「当該地区は下水道施設地区として指定されているから」だという。そこで補助金制度にこだわらず施設していたが、一昨年、下水道が施設された。当然、わが家にも施設されるものとして期待していたものの「道が狭くて工事ができない」と拒否された。この2つの矛盾をどう考えればよいのであろう。除雪に関しても、下水道施設にしても「道路が狭くて機械が入らない」の一点張りだ。ならば下水道施設地区に指定して合併浄化槽の補助を拒否するなどの行為に矛盾はないのか。
除雪の要請には「市が担当しなければならない雪ではない」とし、除雪するにも機械が入らないとしながらも市道に下水の配管埋没に関して、市は市道占有料して毎年多額な納付を義務づけてきたではないか。時には市道であり、時には市道蔑視の行政であればその矛盾はいかがなものであろうか。
教育委員会に一言。毎年「美しい郷士の写生大会」に学校を通じて3人の娘たちが応募し大沼デパートなどで展示会が開かれたものである。そこで展示後の作品の処置方について一度質してみたいと思っていた。作品の返還についてだが、作品の応募者への返還はないのであるか。返還しない意味はなにか。ならば保管をしているのであるならば返還要請に答えてくれるものであるか。まさか焼却処分を行なっているのではあるまい。その点を明らかに広報で報せてほしいと願うものである。
すでに社会人に育っていった3人の娘たちであるが、いずれも特選という評価を経て展覧に供した作品である。親として当然ながら「こどもの軌跡として手元に置きたいものである」孫にいたっては中学1年で、こども県展奨励賞を2年生で県展賞を受賞している腕前のようだ。励ましてやる材料として返還を求めるゆえんである。

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