鬼のひとり言 商工会議所会頭の資格を問う ①

2007/07/18 (Wed)
世にいう名誉職のひとつに「商工会議所の会頭職」がある。だれしもが座れる椅子ではないが、会頭の椅子に座りたい人間は多いものだ。椅子そのものに社会的に認知されたステータスがあるからだ。信望のある人物の座る椅子であろう。とだれもが信じている。だが、その椅子に座ってもらいたくない人物がいたとすれば、会頭椅子に寄せる名誉は根底から失墜するものだが、会議所の副会頭の中にそのような人物がいるとなれば社会的に放逐されて然るべきであろう。行政能力に欠ける首長のごとくに。人の為にならないからだ。そのご仁の名は「安房毅・タカハタ電子株式会社々長」その人である。元社員とおぼしき人物から本会に投稿があった。訴えの文面とともに安房氏が当該社の常務時代に犯した行為に忿懣やるかたない怒りを今以て抱いている人物は、おそらく社外秘密であろう書類のコピーを添えてきたのである。
創業当時の社長は高畠町の助役をつとめた菅桂男氏であり、息子安房健治を専務に据え甥の安房毅を常務に据えた3取締役で発足したシャープ関連の会社だった。
軌道に乗り掛かったタカハタ電子株式会社が突然、仙台国税局の査察を受けた。噂では内部告発だという声もある。容疑は法人税の脱税行為によるものだった。
脱税を認める文書が手元にある。昭和63年のことであった。安房常務が書いた仙台国税局査察部長に宛てた「上申書」には「棒半田の横流し」を認めながら、責任を部下の佐野正憲管理部長に指示し横流しの上、収入を除外していました。現在、専務が保管している現金及び割引商工債権は別紙の通りであると脱税を認めながら横流しをした金額を6000~7000万円とし、佐野部長が直接現品を動かしていたので売却先、処分方法は佐野に直接聞いてくれという無責任なものだった。
国税局の追求に再び「上申書」を国税局査察部長に送っている。その内容は「詫びを入れながら「半田入出庫明細表」と「備え付け帳簿」等を提出した上で、収入除外した資金は「取引先の接待費」「政治資金」「取引先の開拓」「技術力の強化」に使用したため預金他に留保してないこと、そして「青色申告の取り消し」については寛大なお取り計らいをと懇願した上申書である。政治資金については近藤鉄雄後援会副会長していたことから近藤に流れたものであろうが、現金出納帳のコピーを見るかぎりでは「使途不明金」3000万円、「接待費用」がザット2000万円もある。しかも安房項目で100万円の支出もあるのだ。横流しの実態は一覧表に整理されているが、ナントその中の13.6トンは夜陰に紛れて安房自宅の車庫に隠匿されたが、下落した相場とはいえ1300万円の横流しの実態はいまだに不明にされている。
投稿された人物は内情に詳しく安房常務の「空出張や会社に乗車券を買わせて後でキャンセルして現金を受け取るなど、チマチマした行動が社員の嫌悪感を増副させてきたのだとも書いてある。許せないのは安房常務の行動を知る社員たちを理由をつけてリストラをつづけてきたという行為だという。今、積年の怨念に苛まれてきた社員たちが、人の犠牲の上に立ちながら、ひとり名誉職の座に君臨していることが許せないとしているようだ。 創業者の息子専務を蹴散らせ社長の地位を獲得した安房氏である。下剋上は戦国時代のこと。
安房社長にまつわることは順を重ねて報じることにする。まず、②は棒半田の横流しの実際とシャープとのかかわり方を書くことにしよう。

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