6月26日の米沢市議会に刮目せよ!! 示すか議員の良心

2012/06/26 (Tue)
歴史を紐解く迄も無く権力の座に永くいると人間は狂ってくるようだが九年目の安部三十郎市長は就任当初から社会常識など持ち合わせてはいなかった。「市庁舎使用規定」で禁じられている選挙の旗印「自由の風」なる幟を未だに市長室前に掲げ、自由の風を自分にだけ吹かせて満喫している事が象徴しているように彼には遵法精神などどこ吹く風の将軍様気取りである。
この事は議会でも問題となり小島卓二市議が質問を行ったが「市長が認めた場合その限りにあらず」の条文を盾に不法行為を正当化する答弁を行った。
そもそも「利益相反の立場にある者は議決に加わらない」とするのが民主主義の根幹であり、地方自治法では「自分はもとより親族に利害関係が有る場合」には議決に加わらないと定められているが、議会はそれを論破出来なかった。
この事以来、安部市長には議会軽視と誤った市長権限が増長したのではなかろうか。
そして浮上したのが新図書館用地問題である。
議会にて鈴木章郞市議は「用地が何故ポポロビル跡地であるか」と質したが、当局はその理由を隠蔽し続けてきた。しかし「魚民」退去問題が表面化した時「酒井彰氏よりポポロビルの土地建物を市に無償提供する」との話が発端で有る事が判明した。
何故「無償提供」の話を隠蔽しなければならなかったのか?
地方自治法96条1項には、「負担付きの寄附又は贈与を受ける」ときは、議会の議決を要する旨の規定が有る。(市はビル解体費を負担するため議決が必要)
鬼の会は情報公開条例にてその議決を証する文書の提示を求めたが「不存在」であった。
その後、議決されたのは「用地を市場価格の倍以上で買い入れる」という理不尽な現実である。
この「初期用地選定の不備」と「結果、無償から倍価格」になった経過が追求された時の不都合から当局は隠蔽せざるをえなかつたのであろう。
安部市長の不法・不当・隠蔽・我が儘・やりたい放題の行政に、強くそれを諫める議員がいなかったことに切歯扼腕の思いの老生であったが、一度「代表者会」で潰された「百条委員会の設置」が形を変え「総務文教常任委員会」に百条委員会の権限を委任する動議が6/26議会で採決される運びとなった。
それに目の色を変えて反対論を唱えたのが安部市長の実弟「高橋寿市議」(共産党)である。
理由は、「代表者会で『設置不要』とした結論を改めて動議提出するのはどうゆう事か」との反論だが、百条委員会の設置については地方自治法・米沢市条例に定められており「代表者会」に設置の可否を決する権限など存在しない。議員1/12以上の賛同で動議出来るとあるだけだ。
米沢市の市議は24名であるから二名の議員で動議が可能であり、海老名悟市議・山村明市議の両名によって発議される。
高橋寿市議は何故百条委員会設置に反対しなければならないか?
当会は当初より安部市長の疑惑を訴え続けてきたが、捜査権を持たない故に刑事告発出来ない悲しさに苛まされて来た。しかし百条委員会での調査となると法的権限が与えられる事から疑惑の追及が出来、もしも「利益誘導罪」が立証されるなら安部市長は実刑を喰らう可能性が有る。
そうなると身内から御縄付きを出すこととなり実弟としては何が何でも百条委員会設置に反対したい心境で有ろう。
「そうでは無い。兄は潔白」と自信があるので有れば何も恐れることは無いはずだ。
これだけ市民から疑惑の目が向けられている事件である。
潔白の証明も政治家としての責務では無いか。
高橋寿市議に限らず委員会設置に反対を唱える市議連よ、市長に潔白証言の場を与えるのが義の心というものではないか。
それとも市長同様「脛に傷を持つ」身であるから触れられたくないと言う理由で反対するのであるか。
はたまた利権者から毒饅頭を喰らったからというのであるか。
市民よ6/26の採決に誰が反対したか「刮目」しよう。

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